今日のみ言葉【No.1757】(2018年 5月21日)「 科学とキリスト教」
ただ少しく人を神よりも低く造って、栄えと誉とをこうむらせ、これにみ手のわざを治めさせ、よろずの物をその足の下におかれました。
(詩篇8:5-6)
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ヨーロッパ(EU)は2030年代に車の完全自動運転の社会達成を目指しています。
その工程表によると、
・2022年までに全ての新車を通信機能を備えた車とする
・2020年代に高速道路での自動運転や都市部での低速自動運転を実現する
・2030年代に完全自動運転が標準となる社会を目指す
となっています。
さらに大気汚染を減らすため、全世界的に電気自動車(EV)への移行が急速に進んでいます。
やがてガソリン車で人間が運転していたら交通違反になるのでしょう!
科学の力には凄まじいものがあります。
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ただし科学が進んだからといって、人間の問題が全て解決されるわけではありません。
なぜなら、科学は「再現可能」な現象だけを取り扱うからです。
つまり、いつ誰がどこでやっても同じことが繰り返されることのみが科学の領域ということです。
ですから、幽霊の科学というのはありえません。
幽霊はいつどこで現れるのか再現不可能だからです。
科学は、事物を観察し、実験を繰り返して数値化し、そこに法則を発見できる時のみ、その力を発揮します。
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科学にはそのような限界があるため、「人は何のために生きるのか」という人間存在の根本的問題に答えることができません。
人生の悲しみや罪からの解放、生きることの意義等の問題の解決は、宗教の領域に当たります。
科学と宗教は対立するものではありません。
取り扱う領域が違うだけなのですから、共存することができ、クリスチャンの科学者がいて何もおかしくはないのです。
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クリスチャン医師の渡辺先生は僻地医療に人生を捧げた方でした。
農家の方々は体が資本。
食べることでエネルギーを得ようとするので、風邪をひいて食欲がなくなると不安になられるようです。
渡辺先生はこう言って説明なさいました。
「舌を出してご覧なさい。白くなっているでしょう。味を感じる「味蕾(みらい)」という細胞が塞がれているのですよ。だから味を感じないのでおいしくない。だから食べたくなくなっているのです」
「今、風邪をひいて胃腸がやられている。たくさん食べたら胃腸に負担をかけるので、食べたくないような体の仕組みになっているのです」
このように医学的に説明されると、患者さんは安心します。
そして最後に先生は
「神様がそういう体にお造りになった。だから大丈夫です」
と付け加え、ニコリと笑います。
患者さんは二重の安心をもらってお帰りになります。
地域の方々が渡辺先生によって精神的にも肉体的にも支えられたのは言うまでもありません。
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あなたの体も心も守る神様の働きにゆだねる今日として参りましょう。
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