今日のみ言葉【No.2021】(2019年 5月30日)「聖書の読み方(9)」

2019年5月30日

しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起させるであろう。
(ヨハネ14:26)

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教えやすい人と教えにくい人がいます。

教えやすい人とは、頭も心も空っぽにして来る人です。

「何にもわからない者ですので、よろしくお願いします」

こういう人に教えると、どんなことも新鮮な驚きと感動を持って聞いてくれるので、教えるこちら側は用意していなかったことまで教えてしまい、全部吸収されるような感じです。

逆に教えにくい人とは、その分野をかじったことがあり、断片的な内容でわかったつもりになっている人です。

こういう人に教えると、

「ああ、あれは○○先生の説。それは△△先生の理論だな。知ってるよ」

という感じで向かってこられ、その人はノートを取ることもしません。

それで結局その日習ったことが全然頭に入らないで終わるのです。

わかったつもり、出来上がってしまった人、というのは成長が止まったままでお金も時間も無駄に費やします。

聖書を読むときも、わかったつもりにならず、心を無にして対するのが良いのです。

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聖書を読む時に大切なことは、謙遜な態度で心を開いて読むことです。

するとその心に聖霊が働き、その時に一番必要な御言葉を神は与えて下さいます。

聖書はもともと神の働きの記録ですが、同時に、その神様と出会えるようにという目的で編集されて今の形となりました。

そしてその過程で聖霊の導きがあったのです。

ですから、聖霊によって導かれようとする心で読む時、キリスト教の知識がまだ無い初心者であっても、子供であっても、重要なポイントをとらえることができるようになっているのです。

心を開いて、謙遜な態度で聖書に向かう時、聖霊はあなたを導いて神の真理に到達させて下さいます。

「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起させるであろう」
(ヨハネ14:26)

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聖霊の導きのひとつの例を挙げましょう。

典型的「教会あるある」の質問に

「あの人はサタンの手先ではありませんか?毒麦でしょうか?」

というものがあります。

今日も全世界の教会のどこかで誰かが同じ質問を発しているはずです。

これに対する牧師の答は昔から決まっていて、

「ご安心下さい。向こうもあなたを毒麦じゃないかと疑ってますよ」

と言って、アッハッハとお互い笑い合い、一旦頭の中を空っぽにします。

そして

「聖書でイエス様は毒麦に対してどうしろと言っておられますか?」

と問いかけます。

牧師の仕事はここまで。

後は聖霊様におまかせするのです。

質問してきた方の心に聖霊が働いて、その人の心にピッタリくる答をその人自身が出し、素直に神の導きに従うことができるようになるのです。

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謙遜な心に聖霊は働きます。

心を開いて聖書を読み、聖霊の導きを求める一日として参りましょう。

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