今日のみ言葉【No.3664】(2025年 6月23日)「生活の処方箋(239)『感情の思考化』」
怒ることがあっても、罪を犯してはならない。憤ったままで、日が暮れるようであってはならない。また、悪魔に機会を与えてはいけない。
(エペソ4:26-27)
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気品に満ち、心豊かに成長する人は、成長の階段を上手に昇るようです。
風が吹くと、幹より枝や葉が揺れるように、何か起こるとイライラしたり、ムカムカしたりと、感情が左右されます。
感情は、「好き・嫌い」というレベルです。
成長する人は、この感情を思考化できます。
つまり、同じ出来事でも、成長する人とは、いつもその揺れる感情をしっかり前向きな考え方で受けとめる方です。
感情が思考化されると、それを行動化していく、すなわち、古いパターンや益にならない癖ではなく、新しい、良い習慣を取り入れていくようです。
良い習慣が良い結果をもたらさないはずがありません。
人生、感情に振り回されて生きるのではなく、しっかり大人の考えを身につけ、それを行動化、そなわち、人柄としたいものです。
その人柄が良い結果を生み出し、まわりをも潤すのです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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聖書では、特に「怒り」という感情に対して、使徒パウロがこのように語っています。
「怒ることがあっても、罪を犯してはならない。憤ったままで、日が暮れるようであってはならない。また、悪魔に機会を与えてはいけない」
(エペソ4:26-27)
「怒り」という強い感情に対して、それを「怒ることがあっても」と否定することをしていません。
人間は怒ることがあるのです。
その怒りの感情に対して、パウロが示している対処法は、
「罪を犯すな」
「日が暮れるまで持ち越すな」
という具体的な行動と時間の制約です。
これは、感情に衝動的に任せるのではなく、理性的な判断と意志をもって、その感情を適切に処理するよう促しているのです。
そのための第1段階は、
「ああ、わたしは怒っているのだ」
と、自分を第三者的立場から客観的に見て、「怒っている」と言語化して言ってみることなのです。
そして、次に、
「怒るのも無理はない。これは自分にとって相当のことだったのだ」
と、怒りの感情を感じている自分を正当化するのではなく、受容するのです。
パウロは、感情を放置してはいけないと説きます。
もしそのままでいれば、それは悪魔に機会を与えることになると警告しているほどです。
感情をコントロールするためには、それを言語化し、受容し、さらには具体的な、前向きな行動へと自分を制約していくのです。
何度失敗しても、またやりましょう。
やがてうまく行く時が訪れ、それまでに培った粘り強くやる行動が習慣となり、その良い習慣があなたの人格を形成するからです。
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「怒ることがあっても、罪を犯してはならない」
(エペソ4:26)
この御言葉を心に止め、成長の階段を昇って参りましょう。
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