今日のみ言葉【No.1923】(2019年 1月22日)「湖上を歩くイエス(2)」

2019年1月22日

「しっかりするのだ。わたしである。恐れることはない」
(マルコ6:50)

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日本防災教育訓練センターのホームページに

「大型客船沈没事故で生き延びるための具体的な対処法」

という記事があります。

そこに、「ありふれたアドバイスではありますが」という前書きで、

「パニックになればなるほど、救命ボートに乗るまでの時間が長くかかります。ある研究によると、パニックにならない人は、全体の15%だけで、実に70%が論理的に物を考えられなくなります。そして、残りの15%は、理性を失います」
https://irescue.jp/?p=1712

とあります。

助かるための最速ルートを冷静にたどれる人は10人のうち1人か2人だけ。

恐怖で全く体が動かなくなる人も1人か2人。

この人たちに対しては大声で叫びます。客室乗務員はこの手法を使うように訓練されています。

さて、残りの10人のうち7人はパニックになり、行動が遅れたり、その反対に我先にと押し合ったりするので、船から脱出する前に怪我をする人も出てくるそうです。

逆風が吹く嵐のガリラヤ湖上、水の上を歩く幽霊を見たと思った弟子たちがパニックでいないはずはありません。

イエス様は嵐だけでなく、彼らの心も静められました。

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どうやって静められたのでしょう?

まず、イエス様は彼らに声をかけられました。

「しっかりするのだ。わたしである。恐れることはない」
(マルコ6:50)

そして、イエス様ご自身が舟に乗り込んでこられました。

「彼らの舟に乗り込まれると、風はやんだ」
(マルコ6:51)

私たちの人生も同じです。

神を信じ、キリストの言葉に従って生きていこうと、意気揚々と人生航路を船出します。

ところが弟子たちと同じように、逆風に遭い、こぎ悩む事態に遭遇するのです。

転覆するか、浸水して舟が沈んでしまうか…。

私たちは弟子たちと同じパニックを経験します。

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そのような時、人間は非論理的な行動を取るものです。

たとえば、浸水している舟の中にさらに水を引き入れる行為です。

あなたは問題に出会った時に、不安や心配、将来の暗い見通しという余計な水を人生に引き入れてはいないでしょうか?

「ああなったらどうしよう、こうなったらどうしよう」

まだ起きてもいないことで心を煩わせ、心も体も消耗させてしまいます。

「ああ、パニックに陥っているんだなあ」

とわかったら、その時、

「しっかりするのだ。わたしである。恐れることはない」
(マルコ6:50)

とおっしゃるイエス・キリストの言葉に耳を傾けることです。

そうすると、

「そうだ、自分たちだけで向こう岸に漕いで行けと言われたのはイエス様だったっけ。その言葉に従って出た先に嵐があって難儀しているが、このこともご存知の上で私たちを遣わされたのだ」

と、全ては神のご支配の中にあるのだとわかってきます。

その時がイエス様があなたという舟に乗り込んでこられた時なのです。

余計な水ではなく、イエス・キリストを舟の中に迎え入れましょう。

そこから風は大なぎになり、波も心も静められた人生が始まるのです。

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「わたしである」と言われるキリストの言葉に耳を傾け、今日の一日を乗り切って参りましょう。

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