今日のみ言葉【No.1922】(2019年 1月21日)「クリスチャンと政治」
人よ、彼はさきによい事のなんであるかをあなたに告げられた。主のあなたに求められることは、ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、へりくだってあなたの神と共に歩むことではないか。
（ミカ6:8）
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プロ野球横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手が、小中学生のスポーツ指導者たちに痛烈なホームランならぬ痛烈な提言を発しました。
「多くの指導者は自分が経験したことばかりを言っていると思う。頭の中がアップデートされていない。時代は明らかに違う。常にアップデートしていかないと、子どもたちの将来は守れない」
（https://www.nikkansports.com/baseball/news/201901200000556.html）
つまり、その打撃指導はもう古いと遠慮無く言ったのです。
かねてから筒香選手は、少年野球に勝利至上主義がはびこり「指導というよりは暴言、罵声」という有り様に苦言を呈していました。
彼自身はそのような環境の中でも一流選手になれたわけですが、そうでない子供たちも大勢います。
その現状を変えようという勇気あるメッセージだったのでしょう。
旧約聖書の時代、預言者たちがこのような働きをし、社会を改革をしようとしました。
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旧約聖書に現れるイスラエルでは、聖なる国民と言うには程遠い時代が多く出てきます。
特にソロモン王の死後、北王国と南王国に分裂して以降、彼らは祝福の基となる契約の責任にはほとんど注意を払わず、祝福を受ける特権の方をしきりに求めました。
その結果、イスラエル社会には不法が横行し、国民は自己満足に陥り、社会意識は影を潜め、あろうことか祭司らは私腹を肥やすようになりました。
この現状を打破し、神の宝の民としてのイスラエルに変えようと働いたのが、ミカ、アモス、ホセア、エレミヤ等の預言者でした。
「人よ、彼はさきによい事のなんであるかをあなたに告げられた。主のあなたに求められることは、ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、へりくだってあなたの神と共に歩むことではないか」
（ミカ6:8）
彼らは現代で言う政治活動をしたのです。
預言者とは水晶の球を見つめて神の託宣を伺う白ひげを生やしたおじいさん…、などというイメージは捨てましょう。
彼らは積極的に人の前に出て、「それでいいのか！」と痛いところを突くメッセンジャーだったのです。
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さて、現代のクリスチャンはどうなのでしょう。
イエス・キリストの十字架によって罪ゆるされ、永遠の命が与えられ、死後の天国の希望が与えられています。
キリスト信じて以降、聖霊が絶えず導きを与えて下さいます。
この恵まれた環境と神の力によって、私たちはどんな状況の中でも平安が与えられ、いろいろな主義主張が錯交する中にあっても感謝と喜びを保っていられます。
筒香選手のように、自分は生きて立っていける。しかしすべての人がそうであるわけではない。
ですから、「こんな世の中であってはいけないのではないか」という思いが湧いてくるのです。
そこから本当の意味での政治的主張、つまり預言者的エネルギーが生まれてきます。
預言者ミカの言う、公平・あわれみ・謙遜に満ちた社会作りを目指そうとして生きること。
このような面でクリスチャンは政治との関わりを持っていくことが望ましいのではないでしょうか。
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最後にお勧めです。
国の政治家のために祈りましょう。
聖書はこう語っています。
「そこで、まず第一に勧める。すべての人のために、王たちと上に立っているすべての人々のために、願いと、祈と、とりなしと、感謝とをささげなさい」
（第1テモテ2:1）
神はすべての人が救われることを願っていますが、その中には「王たちと上に立っているすべての人々」も含まれるのです。
そして、それはあなた自身のためだと理由が続きます。
「それはわたしたちが、安らかで静かな一生を、真に信心深くまた謹厳に過ごすためである」
（第1テモテ2:2）
もし国のリーダーが誤った判断をしたら、それはあなたの生活に直結するからです。
幸いなことに、日本のクリスチャン人口は1%にも満たないのに、クリスチャンの国会議員はそれをずっと上回る比率でおられます。
全世界の指導者たちが神の導きにより正しい決断を下せるように祈ること。
それこそ神の御心です。
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あなたの祈りが社会につながっていることを覚え、神に与えられた分に従って歩みを進めて参りましょう。
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