今日のみ言葉【No.3711】(2025年 8月26日)「大金持ちの役人の話(6)」
イエスはこれを聞いて言われた、「あなたのする事がまだ一つ残っている。持っているものをみな売り払って、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」。
(ルカ18:22)
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必要だから物を買う。
これは当たり前の「買い物で」すが、人間はしばしば、自分の心の隙間やストレスを埋めるために「買い物」をすることがあります。
もし、自分の何かを埋めるために過剰に消費を続けるなら、それは「むさぼり」の領域に入ります。
金持ちの役人は、自分の真の姿を知らずにいました。
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自分のむさぼりを知らず、律法はすべて守っていると言い張る役人に対して、イエス様はこう言われました。
「あなたのする事がまだ一つ残っている。持っているものをみな売り払って、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」
(ルカ18:22)
これに対して、自分の財産に執着を持っていない人、つまり、「むさぼり」の罪を持っていない人であるなら、
「そうか、では、どうやって売りに出そうか」
と、その方法を考えます。
イエス様は、金持ちの役人のむさぼりの罪を暴露して無理やり気づかせようとされたのではありません。
「持っているものをみな売り払え」という命令に対して、彼自身がどのように反応するか。
その反応によって自分の状態を客観的に知り、自分の罪を悟れるように導かれたのです。
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ここで注意しなければならないことは、やはり
「誰に向かって語られているか」
という点です。
これは大金持ちの役人に対して語られた言葉ですから、直接あなたに対して財産処分の命令を下しているのではありません。
イエス様は、この人に対して、この時、こう語られたのです。
したがって、
「私も全財産を売って、貧しい人に与えなければクリスチャンとして生きていけない」
と思うのは的外れな考え方です。
また、そのように「売り払ってお金を持ってきなさい」と強要するなら、それはカルト宗教と同じになります。
私たちは、自分と一定の距離を保ちながら聖書を客観的に読み、そこに共通点を見いだせるなら自分に適用し、現実に即した答えを探る。
これが成熟した大人の聖書の読み方です。
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自分の中に「むさぼり」の思いがあると感じるなら、神の赦しを得、聖霊の導きに従って歩みを進めて参りましょう。
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