今日のみ言葉【No.3710】(2025年 8月25日)「生活の処方箋（253）『施し散らして生きる』」

天に、宝をたくわえなさい。
（マタイ6:20）

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人生には二通りの生き方があるようです。

一つは、汗水流して働きながら節約し、集める人生です。

人生の目的が、「集めること」である人にとっては、より多く集めることが喜びとなりますから、失うことを最も恐れます。

「花咲かじいさん」の結末のように、集めたところがゴール、という価値観の人がいらっしゃいます。

しかし、人生はそこが折り返し点であり、集めたものをいかに施し散らすかということが、真の人生の目的です。

与える人生は、天に宝を蓄える人生です。

集めたものを施し散らす、与える生き方を生きたいものです。

目に見える、物差しで測れるものやお金だけではなく、あなたの時間、ほほ笑みなど、多くのものを与えることがおできになります。

今週も、豊かに恵まれ、豊かに施し散らす歩みを心がけたいものです。

（※田中信生の『生活の処方箋』より）

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世の中を単純にお金持ちと貧乏人の2つに分けたとすると、貧乏人はお金持ちに対してこう思います。

「お金持ちの人はいいなあ。お金のことで全然心配することがない」

ところが、多額の資産を築いた富裕層には、毎日つきまとう悩みがあるのです。

それは、「資産は目減りする」ということです。

たとえば、インフレになり、物価が上昇すると、お金の価値が下がりますから、実質的な資産が目減りします。

今まで100円で買えた物が150円になれば、銀行に預けた100万円の預金は、実質66.7万円に減っているということです。

そこで、対策として、株式、不動産、金（ゴールド）等に分散投資します。

さらに、高額所得者には高い税率がかけられますから、節税も講じなければなりません。

円安・円高の為替変動には外貨保有、自分が死んだ後の相続争いを避けるための準備等、お金があればあるほど悩みは増えるのが現実です。

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人は握っているものに振り回されます。

ですから、イエス様は、地上の富を握らずに、

「天に、宝をたくわえなさい」
（マタイ6:20）

と言われているのです。

地上の富の使い道に関して、聖書はさらにこう述べています。

「施し散らして、なお富を増す人があり、与えるべきものを惜しんで、かえって貧しくなる者がある」
（箴言11:24）

集めたものは、神のために与え、施し散らす生き方が勧められています。

それは貧しくなる生き方ではなく、

「与えよ。そうすれば、自分にも与えられるであろう。人々はおし入れ、ゆすり入れ、あふれ出るまでに量をよくして、あなたがたのふところに入れてくれるであろう。あなたがたの量るその量りで、自分にも量りかえされるであろうから」
（ルカ6:38）

とあるように、神からさらに祝福が与えられ、それをさらに地上世界にまき散らしていく「祝福の基」となる人生なのです。

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あなたもそのような生き方をしたいと思いませんか？

今日から天に宝をたくわえる人生を送って参りましょう。

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