今日のみ言葉【No.3712】(2025年 8月27日)「全家族での礼拝」
モーセは言った、「わたしたちは幼い者も、老いた者も行きます。むすこも娘も携え、羊も牛も連れて行きます。わたしたちは主の祭を執り行わなければならないのですから」。
(出エジプト記10:9)
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江戸時代、財政破綻寸前の米沢藩を立て直すため、上杉鷹山は厳しい財政改革を実行しました。
当然、家来たちから反発を受けます。
しかし、鷹山は毅然とした態度で臨み、反対の中心人物を厳しく処分する一方、改革の同志を登用し、自ら率先して倹約に努めました。
こうすることで、家臣たちの信頼を少しずつ回復させ、改革は成功し、米沢藩は再建されたのです。
パロは家来たちからの意見を聞いた後、どうしたでしょう。
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パロは家来たちの進言を聞き入れましたが、それは渋々のことでした。
それが彼の発言に現れています。
「行って、あなたがたの神、主に仕えなさい。しかし、行くものはだれだれか」
(出エジプト記10:8)
一応は許可するが、礼拝に出す者と出さない者とに分けようとしています。
つまり、すべてのイスラエル人を礼拝の名目で外に出してしまえば、全員がエジプトから逃げ出してしまうと彼は考えたのです。
そうならないように、一部の人間を人質に取っておこうとしたのです。
それに対して、モーセはこう言いました。
「わたしたちは幼い者も、老いた者も行きます。むすこも娘も携え、羊も牛も連れて行きます。わたしたちは主の祭を執り行わなければならないのですから」
(出エジプト記10:9)
いつの時代も、礼拝は全家族でするべきものです。
今はそうなっていなくても、そのことを目指して私たちは祈り、備えていくのです。
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すると、パロは悪知恵を働かせます。
事柄をすり替えるのです。
神を礼拝するとは、心も行いも含めた全人格的なことです。
この「神礼拝をする」というモーセの主張を、パロは自分の都合の良いように曲げて解釈します。
パロは、
「結局やっていることは祭壇で奉仕することだけだろう」
と、表面の行為だけを取り上げ、
「あなたがたは男だけ行って主に仕えるがよい。それが、あなたがたの要求であった」
(出エジプト記10:11)
としたのです。
これは、
「祭壇の周りで仕えるのは男だけなのだから、成人男子だけが行けばそれで十分ではないか」
という「すり替え」です。
パロはモーセを追い出します。
追い出されたモーセはどうするのでしょうか?
以下、次回に続きます。
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家族全員での礼拝を主張するとき、事柄をすり替えてそれを阻む人はいるものです。
全家族で礼拝するという目標と願いを失わず、今日できることを進めて参りましょう。
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