今日のみ言葉【No.3698】(2025年 8月 2日)「生活の処方箋(249)『自己評価基準』」

空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。
(マタイ6:26)

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自己評価基準の方法です。

(1)相対評価

比較して自分の位置を知る方法です。

成績の五段階評価などです。

優れた人でも、優秀な人たちの中に入れば評価は低くなることがあります。

(2)到達度評価

最終目標に達しているか、ゴールに向かってどこまで到達しているかという見方です。

運転免許など、各種の試験がそうです。

目標がはっきりしていると、位置を知ることが出来ます。

(3)個人内評価

他との距離ではなく、自分自身と比べ、どこまで伸びたかを評価する方法です。

以上は、どれも折々に自分を育てる助けになります。

しかし、真の平安は、「絶対評価」を用いることから来ます。

何かと比べるのではなく、天の目を通していつも自分を見つめ、自らを励ましていく方法です。

この基本を元に、他の評価を自分のものとして、縦横無尽に活用できるのです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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私たちは上記の(1)〜(3)の評価法に頼るのではなく、神の御前で自分がどうあるかを見つめる「絶対評価」の在り方に立ちたいものです。

イエス・キリストは、

「空の鳥を見るがよい」
(マタイ6:26)

と弟子たちに向かって言われました。

彼らの背後には多くの群衆がいて、イエス様の言葉を聞き漏らすまいとして耳をそばだてていたはずです。

なぜでしょうか?

それは、彼らの日々の暮らしが決して楽なものではなかったからです。

困窮する生活を少しでも潤いのあるものにしたいという願いから、彼らはイエス様の後に従い、その教えに希望を見出そうとしていたのです。

さて、目を上げて、その空の鳥たちを見てみると、

「まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない」
(マタイ6:26)

という、働くでもなく、備えるでもなく、それでもなお安心して生きている姿です。

そこで、イエス様はこう言われます。

「それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる」
(マタイ6:26)

人々が毎日行っている労働など一際せずとも、空の鳥は生かされているのです。

さらにこう言われました。

「あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか」
(マタイ6:26)

イエス様は、人は鳥よりもはるかに価値ある存在であり、神の深い配慮の中に生きていることを教えておられます。

他者との優劣で自分を測るのではなく、神の御前で自分がどうであるかを吟味すること。

それが「天の目で自己を評価する」ということであり、神によって自己肯定感を見出す道なのです。

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神と自分との関係を再確認する今日として参りましょう。

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