今日のみ言葉【No.3699】(2025年 8月 4日)「生活の処方箋(250)『自分の頭で考え、自分の足で歩く』」
心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。
(箴言3:5-6)
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次の一文をお読みになって、あなたはどうお感じになりますか。
「自分の頭で考え、自分の足で歩き、自分の手で作ることの必要は、今でもどんな進歩した未来でも同じことだ。ぼくの考え、ぼくの思いは、いつまでもぼくのものでありたい。4年1組 田中耕一」
どこにでもいるような小学生が、書いたように生きた結果がノーベル賞とは、何と多くのことを考えさせられることでしょう。
人生には、目的が与えられています。
私たちはその機能を発揮することなく、みんながどうしているか、より楽な方法は何か、と考えがちです。
しかし、自分の特徴は何か、何ができるかをしっかり探し、見極め、明日をしっかりと築きたいものです。
人生はどこからでもやり直しができ、いつも、今がスタートです。
今週も、自分の頭で考え、自分の足で歩くことです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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聖書には
「心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない」
(箴言3:5)
とあります。
「あれ?神の御言葉を鵜呑みにして、自分の頭で考えてはいけないのかな?」
と思われるかもしれません。
しかし、これは、
「人間的な知恵には限界があるから、そのような物の見方にとらわれるな」
という意味です。
そして、
「すべての道で主を認めよ」
(箴言3:6)
とは、最高の知恵である神の視点を取り入れよという勧めです。
つまり、「自分の頭で考える」ための最も良い土台は、神の真理に基づいているということです。
「そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる」
(箴言3:6)
神の知恵という最高の土台の上で、自分の足で進む。
これがクリスチャンの人生の歩み方です。
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マザー・テレサは、列車の中で神からの啓示を受け、数ヶ月間は喜びに満たされましたが、その後の48年間、彼女の活動期間のほぼ全期間、神の存在を感じられない「霊魂の暗闇」を過ごした、と、死後に公開された書簡の中で明らかにされています。
常にほほえみを絶やさず、神のしもべとして喜びに満ちて生きたように見えますが、実はそうではなかったのです。
神がいるとは感じられないのに、彼女はどうやって宣教活動を続けたのでしょうか?
神の視点です。
マザー・テレサは、自分の心の闇と、路上で見捨てられて死んでいく人々の心の闇とを重ね合わせました。
そして、それは十字架上で父なる神から見捨てられたイエス・キリストの心の闇と同じだと悟ったのです。
信仰は単なる感情の高ぶりや、慰めによって作られ、支えられるものではありません。
「神が存在するという実感さえありません。祈りも、愛も、信仰も、何もありません。あるのはただ神への憧れから生まれる絶え間ない痛みだけです」
(https://hiroshisj.hatenablog.com/entry/20090610/1244583671)
という過酷な現実の中で、マザー・テレサは、神の御言葉という土台の上に自分の人生を据え、祈りによって愛の神を信じ続けたのです。
そして、心の闇を持ち続けた結果、それは、貧しい人々への深い共感と、彼らの渇きを癒やすという働きとなって現れました。
見えない神、感じられない神を土台として歩むとはどういうことかを見せてくれた、貴重な一例です。
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キリストの十字架と復活という土台の上に人生を建てることです。
そうすれば、人生の嵐に流されることなく、再び歩み続けていくことができます。
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