今日のみ言葉【No.1225】(2016年 2月 4日)

主はその不義を覚え、その罪を罰せられる。
(ホセア9:9)

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「覚醒剤打たずにホームラン打とう」

というキャッチコピーで大阪府警のポスターに登場していた清原選手逮捕のニュースには驚きました。

警視庁は2年前から彼を徹底的にマークし、地道な捜査の積み上げが現行犯逮捕に結び付きました。

ただし、その間、テレビCMに出たり芸能活動を再開して、一時、覚醒剤使用が見られない時期もあったそうです。

ここでやめられていたら…、と彼の高校時代・プロ野球時代の栄光を知る者は思いますが、薬物依存の根の深さは相当なのでしょう。

プロ野球記録を塗り替えたスターであっても、罪は罪。

罪はどこかで明らかにされ、償いを支払わなければならないのは世の道理です。

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ホセア時代の北イスラエル王国は、バアル礼拝にどっぷり浸り、そこに時も宝も費やして国の安全保障を求めましたが、空しい偶像にそんな力はありません。

アッスリヤの軍事的圧力にさらされ、国は滅亡の一途を辿っていました。

人々は現実の悪化をいっときでも忘れようとして祭りに打ち興じます。

神はホセアに言葉を授け、彼らを一喝します。

「イスラエルよ、もろもろの民のように喜びおどるな。」
(ホセア9:1)

そして、このまま同じ道を進んでいけば、神の裁きが下る、と、強烈なメッセージを発し、イスラエルが自分から神に立ち返るように導かれます。

「主はその不義を覚え、その罪を罰せられる。」
(ホセア9:9)

ここで踏みとどまれない北イスラエル王国はやがて滅亡し、国を構成していた十部族は世界中に離散し、現在の地球上ではまだ発見されていません。

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しかし、神は愛の方ですから、救いの道を用意してくださっています。

イザヤ書に預言された救い主イエス・キリストの上に、神は人類のすべての不義をおかれ、罪の刑罰を彼に負わせました。

「われわれはみな羊のように迷って、おのおの自分の道に向かって行った。主はわれわれすべての者の不義を、彼の上におかれた。」
(イザヤ53:6)

神がキリストにおいて成されたこのことが、自分のためであったと信じるなら、その人は救われます。

これがキリスト教の救いのエッセンスです。

かつてのイスラエルは滅びるしかありませんでしたが、そこにたった1本だけ救いの道が開かれました。

そしてその道は今も開かれていて、あなたを招いています。

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私が洗礼準備の学び会をしていた時、二人の転勤族の主婦の方と一緒に聖書を学んでいました。

AさんもBさんも、洗礼まで至らずに、ご主人の辞令と共に引っ越されていきました。

残念です。Aさんはその後、消息がぷっつりと切れました。

しかし半年後、Bさんが小学生の息子さんを連れて教会を訪ねてくださいました。

驚いたことに、あの元気だった少年が障害を持った不自由な体となっていたのです。

聞けば、引っ越ししてしばらくの後、事故に遭い、後遺症が残るほどの大怪我となってしまったと言います。

「神も仏もあったものか…」

とつぶやいてもおかしくない状況の中で、息子さんの事故の一報を聞いた時、Bさんは瞬間的に

「今しか洗礼を受ける時はない。神様が私を呼んでおられる!そしてこれが最後のチャンスなのかもしれない。」

と思ったそうです。

彼女は地元の教会に行き、間もなく洗礼を受けられ、クリスチャンになられました。

Bさんは、

「神様、なぜ息子にこんなひどい仕打ちをなさるのですか?」

とは問わず、

「神様、息子がこうならなければ、私の魂を救うことができなかったのですね。感謝します。息子には息子なりの最善の人生がこれから与えられることを信じます。」

と祈り、明るい笑顔で教会を後にされました。

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神の厳しい言葉の裏には、強い愛がこもっています。

愛によって語られていることを信じ、今日も救いの道を歩んで参りましょう。

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