今日のみ言葉【No.3663】(2025年 6月21日)「生活の処方箋(238)『希望の先取り』」
そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。
(第1コリント13:7)
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ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子氏が、
「なってほしい相手の姿、つまり、信頼に値する姿は、こちらの信頼によってのみ実現できる」
と、次のような体験を語られました。
「一人の学生から、『先生の靴は誰が磨くのですか。いつ見ても光っていますね』と言われ、それまで何の気なしに、汚れたと思って磨いていたのが、以来、いつもピカピカにしておこうと、エネルギーが湧いてきました」。
人がむっつりしていると、
「笑顔はどこに行ったの」
とか、
「何を悲しんでいるの」
と、さらにマイナスを拾い、その世界に人を追いやるような会話をしがちです。
しかし、消極的な思いの時に、
「最近、あなたの笑顔は素敵になったね」
と言われ、以来、鏡を見て笑顔を作るようになったという青年のように、希望を先取りして語ると、必ず、その人の中から確かさが引き出されるのです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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コリント人への第1の手紙第13章は、愛の章として有名です。
その中で、愛の特性が列挙されている一節に、こうあります。
「そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える」
(第1コリント13:7)
この中の「すべてを信じ」という言葉は、愛には「相手を信じること」が含まれているということを教えています。
信頼に値する姿を引き出す人とは、まず自分が愛をもって、相手を信じている人なのです。
これは、作為的に人を操作する手段として「信頼」を利用するというようなことではありません。
一見、「愛」に見えるそのような行動は、実は偽物の愛です。
相手を支配しようという意図が一切なく、ただ純粋に信頼する心で接する人だけが、信頼されるに値する人を育てることができるのです。
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愛の世界を生きる今日として参りましょう。
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