今日のみ言葉【No.3065】(2023年 4月25日)「72人の弟子たちの帰還(2)」
「しかし、霊があなたがたに服従することを喜ぶな。むしろ、あなたがたの名が天にしるされていることを喜びなさい」
(ルカ10:20)
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今日の聖句は非常に珍しいところです。
人間を罪から解放し、喜びに満ちた人生をもたらすイエス様が、「喜ぶな」と命じた箇所だからです。
イエス様が言われたのは、聖書中でこの時1回のみです。
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人間は事がうまく行くと、自分の力で達成できたと考えがちです。
いくら、
「イエス・キリストの名によって命じる。悪霊よ出て行け!」
と唱えて、実際に悪霊がその言葉通りに逃げ去ったとしても、
「私の力で追い出した」
と人は思いがちなのです。
ここでイエス様は
「しかし、霊があなたがたに服従することを喜ぶな」
(ルカ10:20)
と弟子たちに教えられましたが、イエス様が「喜ぶな」と喜ぶことを禁止されたのは、この1箇所だけです。
したがって、相当強い禁止命令だと考えなければなりません。
それだけ私たちは、神の力によって事を為した後、気をつけなければならないということです。
アダムとエバの時から、人間は、
「神様無しでもやっていける」
という方向に考えが傾きがちな存在だからです。
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では、何を喜べばいいのでしょうか?
それが次に書かれてあります。
「むしろ、あなたがたの名が天にしるされていることを喜びなさい」
(ルカ10:20)
これを説明するには以下の3箇所の聖書箇所を読まなければなりません。
「また、死んでいた者が、大いなる者も小さき者も共に、御座の前に立っているのが見えた。かずかずの書物が開かれたが、もう一つの書物が開かれた。これはいのちの書であった。死人はそのしわざに応じ、この書物に書かれていることにしたがって、さばかれた」
(黙示録20:12)
「いのちの書」というものがあり、全人類の一生分のデータが、行ったことも考えたことも全て記録されていて、それが世の終わりの裁きの場で判決を左右する重要な証拠となっているということです。
ところが、もう一つのいのちの書があります。
「地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、その名を世の初めからしるされていない者はみな、この獣を拝むであろう」
(黙示録13:8)
それは「小羊のいのちの書」です。
これは、「いのちの書」というメインのデータベースから、救いを受けた人だけの名前が抜き出されたサブのデータベースのようなものです。
そして3箇所目は
「彼らをいのちの書から消し去って、義人のうちに記録されることのないようにしてください」
(詩篇69:28)
です。
信仰によって義とされていない者は、「いのちの書」から名前を消されます。
最終的に、「いのちの書」と「小羊のいのちの書」は同じ内容となります。
つまり、誰でも生まれたら「いのちの書」に名前が書かれます。
しばらく後に、イエス・キリストを信じ、信仰によって義とされたクリスチャンは「小羊のいのちの書」に新たに名前が刻まれます。
しかし、救われた後でも悪いことをすればそこから名前が消されます…、などということはありません!
一度救われ、「小羊のいのちの書」にその名が記された人は、取り消されることがありません。
「あなたがたの名が天にしるされていることを喜びなさい」
(ルカ10:20)
とはこのことです。
イエス様は、イエス・キリストを救い主と信じたあなたの救いは確定していることを喜びなさいとおっしゃったのです。
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救いを今一度確認する今日として参りましょう。
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