今日のみ言葉【No.3662】(2025年 6月20日)「やもめの祈り(1)」

また、イエスは失望せずに常に祈るべきことを、人々に譬で教えられた。
(ルカ18:1)

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このお話を読んで、

「何回も求めないと、神様は願いを聞いてくれない方なのか(あ〜あ…)」

「とにかく、しつこく粘ってあきらめないで、結局頑張ってやることを勧められているのか(ため息…)」

と、何らかの違和感を感じた人がいたら、その人は聖書を読むセンスがある人です。

霊的な感受性、あるいは祈りの感覚が敏感な人と言えるでしょう。

このたとえ話は、平常時の話ではなく、ルカ17章に出てくる「再臨」の話の流れの中で語られているからです。

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聖書を読むときに大切なのは、

「いつ」

「誰に向かって」

語られているかを明確にすることです。

これが正しい理解へと導く鍵となります。

今日の聖句の場合、「いつ?」と考えると、

・イエス様が十字架に向かう旅の途上

・世の終末と再臨について語っておられる時

という状況が背景にあります。

また、「誰に?」という問いでは、「人々」と書かれていますが、文脈からそれが弟子たちを指していると分かります。

イエス様は、特に弟子たちに向かって、世の終わりに起こることを語っておられるのです。

このことを念頭に置いて、油断せずにこの話を読んでいくと、

「また、イエスは失望せずに常に祈るべきことを、人々に譬で教えられた」
(ルカ18:1)

という御言葉が、ただ祈りを勧めているだけのことではないことがわかります。

特に、最後の7節〜8節の意味が、違和感なく理解できるようになります。

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いつ、誰に向かって語られているのかを意識して、聖書から神の御心をくみ取って参りましょう。

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