今日のみ言葉【No.3644】(2025年 5月30日)「終末時代と再臨(1)」
それから弟子たちに言われた、「あなたがたは、人の子の日を一日でも見たいと願っても見ることができない時が来るであろう。人々はあなたがたに、『見よ、あそこに』『見よ、ここに』と言うだろう。しかし、そちらへ行くな、彼らのあとを追うな。
(ルカ17:22-23)
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「終わりの始まり」
というフレーズを使って話題を呼んだのは、映画「エヴァンゲリオン」や「20世紀少年」です。
どちらも、今後の予測不能な展開や、不気味な雰囲気をかもし出すのに成功しました。
しかし、「終わりの始まり」という言葉が最もふさわしいのは、聖書です。
なぜなら、イエス・キリストの誕生によって、終末時代が始まったからです。
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イエス様は、パリサイ人から転じて、今度は弟子たちに向けて語られました。
ここは、エルサレムへ行く最後の旅の途上で語られた言葉ですから、そのことを念頭に置いて解釈しなければなりません。
イエス様はすでに、十字架、埋葬、復活、昇天を見据えておられます。
イエス様が天に昇られ、地上に取り残された弟子たちが、どのような状況の中で過ごすのかを、ここで言い残しておられるのです。
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ペンテコステ(五旬節)の日に聖霊が降り、教会の時代が始まりました。
イエス様は、昇天・ペンテコステ後から再臨に至るまでの間の教会時代について語っておられます。
まず22節で、迫害が起きることを予告しておられます。
「あなたがたは、人の子の日を一日でも見たいと願っても見ることができない時が来るであろう」
(ルカ17:22)
これは、つらい時代が続くということです。
「ああ、今と比べれば、イエス様といた時は本当に良かったなあ」
と、過去の平安な日々を懐かしむほどの苦難の時が来ることを予告されているのです。
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そして、キリスト教の異端(毒麦)が現れ、本物と同居する時代が続きます。
教会の時代の特徴は、麦と毒麦が一緒に存在することです。
偽物など早々と取り払われれば良いものを、そうはならず、キリストの再臨の時まではびこったまま、一緒に成長するのです。
イエス様の言葉はこうです。
「人々はあなたがたに、『見よ、あそこに』『見よ、ここに』と言うだろう。しかし、そちらへ行くな、彼らのあとを追うな」
(ルカ17:23)
この「毒麦」とは、「私こそメシアだ」と名乗る者たちです。
「メシアの再臨はまだだとあなたは思っているかもしれないが、すでにメシアは来ているのです。ほら、見なさい。それが私です」
こう言って人々を騙し、社会的に大きな悪影響を与えた新興宗教団体がありますが、それこそが、
「人々はあなたがたに、『見よ、あそこに』『見よ、ここに』と言うだろう」
(ルカ17:23)
という典型的例です。
イエス様は教会の時代の有様を正確に語っておられるのです。
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さて、このようなひどい時代になったから、
「世も末だ」
と嘆くほどの終末時代が近づいたというのではありません。
聖書で言う「終末」とは、イエス・キリストの到来によって始まったのです。
アダムとエバの堕落以来、この世界はサタンの支配下に置かれていました。
しかし、イエス・キリストの誕生によって、サタンの敗北は明白になりました。
「終わりの始まり」とはキリストの誕生で始まったのです。
それから約2000年。
私たちは、主イエスの再臨に向けて、終末時代の今を生きているのです。
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キリストの再臨を待ち望みながら、今の教会の時代の現実を生きて参りましょう。
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