今日のみ言葉【No.3640】(2025年 5月26日)「生活の処方箋(231)『互いに調和する』」

なぜなら、一つのからだにたくさんの肢体があるが、それらの肢体がみな同じ働きをしてはいないように、わたしたちも数は多いが、キリストにあって一つのからだであり、また各自は互に肢体だからである。
(ローマ12:4-5)

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サーカスに10頭のトラがいました。

8頭はシベリア産で、2頭はインド産です。

シベリア産のトラは頭も良く、動きが俊敏で、芸をすぐにマスターします。

しかし、インド産のトラは頭も悪く、芸もなかなか覚えません。

なぜこの物覚えの悪いトラを入れるのかと尋ねると、

「全部シベリア産のトラにすると、神経過敏になり、苛立ち、けんかを始めます。しかし、インド産の2頭がいるお陰で、なごやかな雰囲気となり、全体の調和が取れるのです」

ということでした。

時には、どう考えても敵としか思えないような人や、悪人と思えるような人がおられるかもしれません。

しかし、この地上には、何一つ不必要なものはなく、いろいろな人がいて、みな、互いに調和しているということではないでしょうか。

すべては、バランスの中に用いられていることを、覚えていきたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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かつての日本社会では、「皆と同じであること」が重んじられ、そこから外れる者は排除されがちでした。

しかし、グローバル化の進展や、インターネット・SNSの発達によって、私たちはさまざまな生き方や価値観に触れる機会を持つようになりました。

その結果、現代は「多様性」が重視される時代へと変化してきました。

多様性とは、お互いの違いを認め、むしろそれを尊重し、積極的に受け入れようとする考え方です。

では、聖書はこのことをどのように語っているのでしょうか。

使徒パウロはこう記しています。

「なぜなら、一つのからだにたくさんの肢体があるが、それらの肢体がみな同じ働きをしてはいないように、わたしたちも数は多いが、キリストにあって一つのからだであり、また各自は互に肢体だからである」
(ローマ12:4-5)

教会は、「キリストのからだ」です。

そこには多様性があって当然です。

なぜなら、私たちはそれぞれ異なる背景や経験から救われ、神によって呼び集められた者たちだからです。

ところが、教会では、それぞれが異なる賜物や働きを持つにもかかわらず、全体として調和し、一つの目的のために機能するのです。

それは聖霊による一致があるお陰です。

「皆一つの御霊を飲んだからである」
(第1コリント12:13)

と表現されているとおりです。

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聖霊に導かれ、互いに調和しながら、ハーモニーを奏でる生き方を目指してまいりましょう。

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