今日のみ言葉【No.3639】(2025年 5月24日)「生活の処方箋(230)『初心に返る』」

「義を追い求め、主を尋ね求める者よ、わたしに聞け。あなたがたの切り出された岩と、あなたがたの掘り出された穴とを思いみよ。
(イザヤ51:1)

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ある小学生の詩です。

「お父さんは、毎日、仕事に出かける時、鏡とくしを持って、『おかしくないか』と頭の毛をそろえながら聞く。

お母さんは見もしないで『よいわ』と返事をする…」

子供はしっかり親を見ているものです。

出会い、愛し合った当初は、穴があくほど相手を見つめたはずなのに、時が経つと見ることもない。

それは夫婦に限らず、誰の人生でも、つい慣れっこになり、慣れが飽きを産み、飽きが麻痺となってしまうことがあるものです。

その流れに巻き込まれないためには、いつも初心に返って人生を歩むことです。

その時にこそ、どのような状況からも感動を見出し、宝を発見することができるものだからです。

宝は遠くにあるものではなく、いつも自分の足下にあるのです。

ただ、足下の宝を自分のものにするためには、唯一、身をかがめることだけが条件となります。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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聖書にこうあります。

「あなたがたの切り出された岩と、あなたがたの掘り出された穴とを思いみよ」
(イザヤ51:1)

これは、イスラエルの民が神の恵みによって救われた原点を思い出すように促す言葉です。

自分たちがどこから来たのか、何によって生かされているのかという「原点」に立ち返りなさい、と神は言われるのです。

あなたの「原点」はどこにあるでしょうか。

あの時の決心でしょうか。

それとも、人生のどん底だったあの瞬間でしょうか。

最もわかりやすい原点は、実は「どん底」の経験です。

もうこれ以上下がりようがない場所から、あなたは今の位置まで登ってきたのです。

あの時を忘れないことです。

そして、事ある毎に、特に、自分が舞い上がってしまいそうになる時こそ、その「原点」を思い起こすのです。

切り出された岩と、掘り出された穴。

この生き方をする時、人生のどん底だった絶望の穴は、希望が湧き出ずる泉となるのです。

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初心に返り、謙遜に足下の宝を拾い上げて参りましょう。

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