今日のみ言葉【No.3559】(2025年 1月31日)「不正な家令の話(4)」
そうだ、わかった。こうしておけば、職をやめさせられる場合、人々がわたしをその家に迎えてくれるだろう』。
(ルカ16:4)
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いよいよ今日は家令の不正なやり方を具体的に見られます。
我が身を守るために、彼がいかに悪賢く立ち回ったかがわかります。
それなのに、なぜ聖書にこの不正な家令の話が残されているのでしょうか?
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彼は次の転職先を確保するために動き始めました。
「そうだ、わかった。こうしておけば、職をやめさせられる場合、人々がわたしをその家に迎えてくれるだろう」
(ルカ16:4)
それから彼は、債務者を呼び出しました。
これは全員を集めての謝罪会見ではなく、個別に会ったのです。
「それから彼は、主人の負債者をひとりびとり呼び出して」
(ルカ16:5)
こうすれば、家令がこれから行う不正なやり方が他に漏れることはありません。
家令は何をしたのでしょう?
彼は、一人一人の負債が少なくなるように、証書の内容を書き換えさせました。
「初めの人に、『あなたは、わたしの主人にどれだけ負債がありますか』と尋ねた。『油百樽です』と答えた。そこで家令が言った、『ここにあなたの証書がある。すぐそこにすわって、五十樽と書き変えなさい』」
(ルカ16:5-6)
これは、100万円の支払いを半分の50万円に減額してもらうようなものですから、負債者にとっては大いに得です。
現代的に言うなら、これは、会社の経理担当者が、顧客の支払額を不正に減らし、顧客から好かれるようなものです。
「この家令様は何とあわれみ深く、恵み深い御方なのだろう」
と人々は思ったに違いありません。
つまり、この家令は、主人の財産を使って人々に恩を売ったのです。
こうしておけば、今の主人から解雇されても、きっと自分を雇う人がこの負債者の中から現れるだろうという計算です。
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さて、主人はこのことを知ります。
8節に、
「ところが主人は、この不正な家令の…」
とあります。
次はどうつながっていくのでしょう。
以下、次回に続きます。
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神から与えられた知恵を、正しく使う今日として参りましょう。
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