今日のみ言葉【No.3531】(2024年12月20日)「父と二人の息子の話(父と兄編)(2)」

父のところには食物のあり余っている雇人が大ぜいいるのに、わたしはここで飢えて死のうとしている。
(ルカ15:17)

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放蕩の果てにすべてを失い、ユダヤ人が最も嫌う仕事をしなければ生きていけない状況に陥った弟息子。

彼はここからどのように回復していくのでしょうか。

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まず彼が気づいたのは、父の家の素晴らしさです。

「父のところには食物のあり余っている雇人が大ぜいいる」
(ルカ15:17)

あり余っている食物は、物質的な豊かさを表しています。

大勢の雇人がいたということは、賃金を支払える財力があると同時に、その主人から離れたくないと思わせるほど、彼の父親は愛にあふれ、魅力的な主人だったということです。

これほど恵まれた環境の中にいたにもかかわらず、彼はその恵みを正しく理解していませんでした。

そして今、雇い人たちでさえ十分な食料と良好な労働環境にいるのに、それに比べて自分は今や飢えて死にそうになるほどの貧しさの中にいることに、彼ははたと気づいたのです。

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彼はどうすれば元の家に戻れるかと考えました。

すでに相続財産を受け取っています。

「もっとくれ」と要求することはできません。

彼の結論はこうです。

「私は息子としての資格を失ったのだ。雇い人の一人として扱ってもらい、自分の努力で自分の分を賄(まかな)おう」

そして、

「立って、父のところへ帰って、こう言おう」
(ルカ15:18)

と、言うべき言葉を練習し始めました。

「父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。もう、あなたのむすこと呼ばれる資格はありません。どうぞ、雇人のひとり同様にしてください」
(ルカ15:18-19)

彼の努力は報われるのでしょうか。

父親は彼の一生懸命さに心を動かされ、弟息子を家に迎え入れるかもしれません。

以下、次回に続きます。

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今ある恵みに気づき、神に感謝する一日を送りましょう。

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