今日のみ言葉【No.3536】(2024年12月26日)「ヨセフの死」
ヨセフは兄弟たちに言った、「わたしはやがて死にます。神は必ずあなたがたを顧みて、この国から連れ出し、アブラハム、イサク、ヤコブに誓われた地に導き上られるでしょう」。
(創世記50:24)
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22年間にわたりフジテレビの朝の情報番組「とくダネ!」で司会を務めた小倉智昭さんが亡くなりました。
俗に「PPK(ピンピンコロリ)」と言いますが、がんを患っても珍しく、最後まで元気に闘病生活を続けておられました。
自分の病と、やがて訪れる死を明確に認め、その備えをしながら現在を生きた点で、同じ境遇にある人たちへの模範となる人生だったと思われます。
ヨセフもまた、後に続く者たちに光を与えるような死を迎えました。
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ヨセフは110歳で死に、エジプトでミイラとされます。
「こうしてヨセフは百十歳で死んだ。彼らはこれに薬を塗り、棺に納めて、エジプトに置いた」
(創世記50:26)
これはヤコブの死後、54年経った時です。
その間、ヨセフは子孫に恵まれ、祝福された人生を送りました。
「ヨセフはエフライムの三代の子孫を見た。マナセの子マキルの子らも生れてヨセフのひざの上に置かれた」
(創世記50:23)
彼は死を前にして、こう言い残しました。
「わたしはやがて死にます。神は必ずあなたがたを顧みて、この国から連れ出し、アブラハム、イサク、ヤコブに誓われた地に導き上られるでしょう」
(創世記50:24)
この言葉通り、創世記の次の出エジプト記で、イスラエルの民はエジプトを脱出してカナンの地へ向かいます。
創世記が、アブラハム、イサク、ヤコブの族長時代を描いているとすれば、出エジプト記はイスラエル民族の時代となり、規模が大きくなります。
この世の死という限界があり、ヨセフは自分が言ったことの成就を見ることはできませんでしたが、彼の信仰の目は確かに未来における完成の時を見ていたのです。
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ヘブル人への手紙では、ヨセフのこの行為は信仰によって為されたものであると書かれています。
「信仰によって、ヨセフはその臨終に、イスラエルの子らの出て行くことを思い、自分の骨のことについてさしずした」
(ヘブル11:22)
その信仰の通りに物事は実現されていきます。
ヨセフのミイラはモーセの手によって出エジプトを果たします。
「そのときモーセはヨセフの遺骸を携えていた。ヨセフが、『神は必ずあなたがたを顧みられるであろう。そのとき、あなたがたは、わたしの遺骸を携えて、ここから上って行かなければならない」と言って、イスラエルの人々に固く誓わせたからである』」
(出エジプト記13:19)
そして、ヨシュアの時代に、シケムの地に葬られます。
「イスラエルの人々が、エジプトから携え上ったヨセフの骨は、むかしヤコブが銀百枚で、シケムの父ハモルの子らから買い取ったシケムのうちの地所の一部に葬られた。これはヨセフの子孫の嗣業となった」
(ヨシュア記24:32)
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あなたが今生きている姿や、言い残した言葉は、後世の人たちに影響を与えます。
光を与え、祝福への方向を定める生き方を今日もしていきましょう。
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