今日のみ言葉【No.3530】(2024年12月19日)「ヤコブの埋葬（1）」

ヨセフは父の顔に伏して泣き、口づけした。
（創世記50:1）

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大規模な葬儀であればあるほど、全体を統括する葬儀委員長のような人物が必要となります。

ヤコブの葬儀では、ヨセフがその役目を務めました。

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ヤコブの死を見届けた後、

「ヨセフは父の顔に伏して泣き、口づけした」
（創世記50:1）

と記されています。

同じことを兄弟全員が行ったはずですが、特筆してヨセフの名が記されているということは、彼がこの後のすべてを取り仕切ることを示唆しています。

エジプトという大国のナンバー2の地位にあり、財力も人的資源も動かせる立場にあったため、彼が葬儀委員長を務めるのが妥当だと誰もが考えたことでしょう。

ヨセフはエジプトの風習に従い、ヤコブのミイラ化を進めます。

「医者たちはイスラエルに薬を塗った」
（創世記50:2）

とはこのことを指しています。

ここでヨセフの細心の注意が払われていることに注目しましょう。

ミイラ化の技術者たちに依頼した場合、エジプト人の偶像礼拝とヤコブの埋葬が関連付けられる可能性がありました。

それを避けるために、

「ヨセフは彼のしもべである医者たちに、父に薬を塗ることを命じた」
（創世記50:2）

という措置を講じたのです。

ヨセフはヤコブの信仰を受け継ぎ、真の神への信仰をこのような形で貫いたのです。

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ヨセフの知恵と配慮に学びましょう。

世の中の流れに巻き込まれず、真の神を見つめて今日の決断をして行きましょう。

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