今日のみ言葉【No.3402】(2024年 7月 9日)「救われる者は少ないのか(3)」
そこでイエスは人々にむかって言われた、「狭い戸口からはいるように努めなさい。事実、はいろうとしても、はいれない人が多いのだから。
(ルカ13:24)
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狭い戸口の反対は何でしょう?
広い戸口です。
では、広い戸口とは何のことを言っているのでしょう。
これは、当時のパリサイ人の救いの教えのことを言っています。
パリサイ人は、
「ユダヤ人として生まれたらその人は救われている」
と教えました。
血縁による救いの教えです。
親がユダヤ人なら、子は自動的に救われ、皆、神の国に入れるということになります。
これほど広い戸口はありません。
イエス様はそのことの誤りを伝えたのです。
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パリサイ人たちの教えは、モーセの律法を拡大適用したものですが、さらにそこから逸脱していました。
彼らは、
「生後8日目に割礼を受け、会堂で礼拝を守り、律法に従う生活」
を勧めました。
それ自体は何も悪いことではありませんが、そのように励む分量によって、将来の神の国での地位の上下が決まると教えていました。
その教えの正当性を主張するあまり、パリサイ人は彼らが定めた口伝律法を守れ、と人々に厳しく迫りました。
結果として、モーセの律法には書かれていない細かい規定によって、民衆はがんじがらめの生活に縛られるようになりました。
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では、狭い戸口とは何でしょう。
倍率が高くて合格者が少ない受験のようなイメージを抱かれるかも知れませんが、ここではそうではありません。
ユダヤ人だけが救われるのなら、ユダヤ人以外の諸外国人である異邦人は救われることはありません。
しかし、ユダヤ人だけ特別扱いされるのではなく、ユダヤ人も異邦人も救いに関してはまったく同じ条件だと言っているのです。
それは信仰と恵みによってです。
21世紀に生きる私たちは、イエス・キリストの十字架と復活を信じることによって救われます。
この当時の人たちは、まだ十字架と復活の出来事は起きていませんので、イエス様を神からの救い主と信じる信仰によって義と認められ、救われます。
ユダヤ人にもこの信仰が要求されるのです。
決して生まれた家によって救いが決まるのではありません。
広い戸口でなく、狭い戸口。
血縁関係による救いではないことを、イエス様は次の例話でもって明らかにされています。
以下、次回に続きます。
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キリストを信じる信仰を大切にする今日として参りましょう。
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