今日のみ言葉【No.2326】(2020年 7月29日)「神にある希望」
このように、わたしたちは、信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストにより、神に対して平和を得ている。
(ローマ5:1)
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昨日、ハザードマップの話をしましたが、山形は記録的な大雨となりました。
教会員のお一人から
「家の前の川が濁流になって、うなりをたてて流れています。山から大きな石が『ガダン、カダン』と音をたてて流れるのは久しぶりです」
というメールを昼頃受け取り、心配していたら、夕方に
「川があふれて水が庭先まで上がったので、安全な場所に避難しました」
という連絡を受け、ホッとしました。
電話の声はおびえた調子ではなく、平安に満ちた声でした。
それは信仰によって得られた神との平和の産物です。
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イエス・キリストによる罪の赦しを信じ、神との和解を経た人にとって、神はもはや自分の非を責め立てたり罰する御方ではなく、愛して下さる御方として存在して下さいます。
それまでは、何か試練や問題が起こると、天罰と考えたり、自業自得だと自分を責めたり、不運を嘆き、人に八つ当たりして気持ちを紛らわそうとします。
しかし、神との出会いを果たした後は、物の見方が変わります。
「患難をも喜んでいる」
(ローマ5:3)
という人生観に移っていくのです。
パウロはその理由をこう記しています。
「なぜなら、患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを、知っているからである」
(ローマ5:3-4)
患難にさらされても、それは神の御計画の中で起きたことだと信仰によって受け止めていくと、その中で耐え忍んでいく力が養われていきます。
最初はとてもそんなことはできないのですが、徐々に神の意志に自分の意志を従わせることが続くようになります。
たとえて言うなら、有能なトレーナーの指導に従ってフィットネスのプログラムをこなすようなものです。
最初はキツくて奴隷になったような気分です。
「ああ、やめたい。もうやめたい」
そんな言葉を吐きながらダラダラとでも続けていくと、やがて体が汗ばみ、暖かくなり、効果が実感されるので気分まで変わります。
「苦しいけど、あともう少しならやれる」
そのようなところを通して、徐々に忍耐が養われていきます。
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忍耐が養われると、同じことを繰り返し出来るようになります。
すると、ぎこちなかった動作がなめらかになり、考えなくてもスッとできる体になります。
また、他人の行動に対しても忍耐できるので、結果として寛容さが表に現れます。
つまり、品性が身についた人となるのです。
錬達、練られた品性、品格とはこのようにしてできあがります。
このように練り鍛えられた忍耐の人は、神にある希望を持ち続けるのです。
「そして、希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである」
(ローマ5:5)
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「神にある希望」は私たちがいだく「自分の希望」と違うことが往々にしてあります。
たとえば昨日の大雨ですが、私が住む所でも警戒レベルが4に達し、避難勧告が出されました。
私の希望は、今すぐ雨がやんで浸水など起きないことですが、さて、神の御心がそうであるとは限りません。
そこで、1階まで浸水したと想定して準備をし始めました。
まず、水、食料、非常袋、衛生用品…、と2階に上げ始めて、重大な選択をしなければならないことに気づきました。
「水浸しになってもあきらめられるものと、絶対にそうなってはならない重要なもの」
を選別しなければならないことです。
その作業をしているうちに、いかに不要なものを後生大事に保管し、もっと言えば、あとでゴミとして捨てるものと一緒に生活しているかということに気づかされました。
「ははーん、なるほど。神様はこのことを教えるためにこの状況を作って下さったのだな」
と信仰的に納得し、今後の生活に新たな希望の光が与えられました。
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私たちは神の愛の中で患難に出会わせていただけるのです。
神との平和を確認し、患難を通して希望を得ていく人生を歩み続けて参りましょう。
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