今日のみ言葉【No.3390】(2024年 6月25日)「偽善の結果の預言(2)」

「一粒のからし種のようなものである。ある人がそれを取って庭にまくと、育って木となり、空の鳥もその枝に宿るようになる」
(ルカ13:19)

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ペチュニアの花をあちこちで見かけます。

その種を採取した人はおわかりですが、とてもとても小さい種です。

その一粒の種が、こんもりとした葉を出し、あんなに綺麗な花を咲かせるとは驚異です。

からし種も同じくらい小さい種です。

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イエス様は神の国をたとえるのに、その「からし種」を用いられました。

からし種は非常に小さい粒の種です。

始まりは小さいけれど、

「育って木となり、空の鳥もその枝に宿るようになる」
(ルカ13:19)

のですから、そのからし種は発展して大きくなるのです。

私たちはそれを、

「福音の種が蒔かれて救いが世に広まることだ」

と善意に解釈してしまいます。

私などは、この「空の鳥」とはクリスチャンではない一般民衆だと考え、

「教会が大きくなって、広くなった会堂で町内会の会合が行われるくらいになる」

などと自分勝手な解釈をしたものです。

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確かに、教会は成長し、大きくなります。

そこでの「空の鳥」ですが、私たちは次の聖句のことを多く思い浮かべがちです。

「空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか」
(マタイ6:26)

神様が、力のない、か弱い鳥たちを養ってくれる様が、弱さを抱える私たちと重なり合わさって、慰めを受ける箇所です。

しかし、ルカ13章では神の国のたとえですから、同じ鳥でも神の国のたとえで使われている鳥の意でなければなりません。

すると、マタイ13章の種まきのたとえ話に行き着きます。

「見よ、種まきが種をまきに出て行った。まいているうちに、道ばたに落ちた種があった。すると、鳥がきて食べてしまった」
(マタイ13:3-4)

ここでの鳥は御言葉を奪う存在ですから、サタンです。

従って、からしの木に宿る空の鳥とは、町内会の方々ではなく、か弱い人間でもありません。

成長した教会の中にサタンの影響がある、ということです。

つまり、偽善的宗教指導者によってキリスト教の真理が悪用され、カルト宗教が世にはびこることと言えます。

21世紀の日本社会を見ると、まさしくイエス様が預言されたとおりの現実となっています。

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では、自分は正統な教会に行っているのでしょうか?

東方正教会、カトリック教会、プロテスタント教会等、キリスト教諸宗派の内、どれが正しく、どれが間違っているのでしょうか?

答えは、

「カトリックやプロテスタント等のキリスト教の各宗派にも誤りが内包されている」

です。

私たちは謙遜にならなければなりません。

考えてみれば、不完全な自分が集っているのですから、その分だけでも教会は不完全となります。

教会には問題があって当たり前なのです。

それでも、不完全な人間の集いである教会に集って神を礼拝し、赦し合い、互いに愛し合って、キリストの再び来たりたもうを待ち望むのです。

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「マラナ・タ(われらの主よ、きたりませ)」
(第1コリント16:22)

と祈り、キリストの再臨を待ち望みつつ、信仰生活を守っていきましょう。

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