今日のみ言葉【No.2214】(2020年 3月 3日)「ぶどう園のたとえ(1)」

2020年3月3日

イスラエルのぶどう(From go-telaviv.com)

そこでイエスは譬で彼らに語り出された、「ある人がぶどう園を造り、垣をめぐらし、また酒ぶねの穴を掘り、やぐらを立て、それを農夫たちに貸して、旅に出かけた。
(マルコ12:1)

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昨年、洗面所の床がギシギシ音を立てることに気がつきました。

「水漏れ?土台が腐ったか?水回りの工事はお金がかかるぞ」

と、否定的想像はあっという間に膨らみます。

念のため家の中のあちこちを踏んでみると、結構な場所でギシギシするのがわかりました。

欠陥住宅かと一瞬パニックに陥りましたが、家内に聞くとそんな音はしないと言います。

しばらく考えた後、はたと気づきました。

「あっ、そうか!私の体重が増えたからだ…」

スリムな体型を維持している妻とは違い、私は昨年太りました。

重さが増したせいで、今まで音がしなかった所でもギシギシ音が出るようになったのです。

家が悪いのではなく、私が原因でした。

これがわかるかわからないかで人生には天地の開きが生まれます。

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「何の権威によってこれらの事をするのか」とイエス様に挑戦してきた祭司長、律法学者、長老たちがこれに該当します。

彼らに悟らせるためにイエス様が話されたのが今日の譬え話です。

ただ、この「ぶどう園の農夫の話」は読んでいくとおわかりのように大変ひどい内容の話です。

この話の真意を解くためには、丁寧な説明と下準備が必要です。

その一番目は、旧約聖書とイスラエルの歴史の理解です。

祭司長、律法学者、長老たちが、

「彼らはいまの譬が、自分たちに当てて語られたことを悟った」
(マルコ12:12)

と即座に理解できたのは、旧約聖書イザヤ書の預言を知っていたからです。

「わたしはわが愛する者のために、
そのぶどう畑についてのわが愛の歌をうたおう。
わが愛する者は土肥えた小山の上に、一つのぶどう畑をもっていた。

彼はそれを掘りおこし、石を除き、
それに良いぶどうを植え、
その中に物見やぐらを建て、またその中に酒ぶねを掘り、
良いぶどうの結ぶのを待ち望んだ。
ところが結んだものは野ぶどうであった。」
(イザヤ5:1-2)

これと今日の聖書箇所は似ているとは思いませんか?

「ある人がぶどう園を造り、垣をめぐらし、また酒ぶねの穴を掘り、やぐらを立て、それを農夫たちに貸して、旅に出かけた」
(マルコ12:1)

イザヤ書では、ぶどう畑がイスラエル、所有者が神様で、最高の環境にぶどう(イスラエル)を植えましたが、彼らは神に反逆したことが述べられています。

イエス様の譬え話では、ぶどう園の主人が神様で、同じく最高の環境を整えて、農夫であるイスラエルに貸し出します。

しかし彼らは反逆することが描かれています。

このようなことを知っていることが暗黙の了解となってこの話は進んでいきます。

さらなる展開は次回以降に続きます。

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身に覚えがあると感じた時が勝負どころです。

そこでごまかすことを習慣化するか、常に悔い改める方を選ぶか。

神のゆるしがあると信じ、自分の罪を素直に認め、悔い改めの方向に進んで行きましょう。

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