今日のみ言葉【No.662】(2013年10月 2日)

「あなたは、わたしが主であることを、知るようになるであろう」
(列王紀上20:13)

——————

今日の聖句の背景には、アハブとスリヤの王ベネハダデとの戦いがあります。

北イスラエルは劣勢であり、アハブは弱気になり、降参しようとします。

しかし、長老たちは反対します。

アハブはその勧めに従い、ベネハダデと対決することをスリヤに告げました。

そこに主の預言者が現れ、神がスリヤの大軍を、

「わたしはきょう、これをあなたの手にわたす。」
(列王紀上20:13)

とアハブに語り、その言葉通り、勝利を得るのです。

-*-*-*-*-*-*-

ところで、なぜ神は悪王として有名なアハブに味方し、勝たせたのでしょうか?

不思議なことに、聖書では悪王ほど長期に渡って国を支配し、長生きをしています。

悪いことでも何でも思いのままに生きた方がストレスが無くて良いのでしょうか?

一つの答は、先ほどの神の預言の直後の言葉です。

「あなたは、わたしが主であることを、知るようになるであろう」
(列王紀上20:13)

弱気で自己中心な王が、劣勢の軍を率いて勝つことなど出来るはずがありません。

しかし実際に勝利したということは、神の働きがそこにあったからであると認めざるを得ません。

神はご自分がいらっしゃることを表し、悔い改めて神に立ち返ることを人間に求め、期待しておられるのです。

神は善王をも愛されますが、悪王も愛されます。

その悔い改めを待ち、チャンスを与え、悪王ほど長く待っておられるのです。

-*-*-*-*-*-*-

神の忍耐の恵みに気づき、愛の神に方向転換する一日となりますように…。

-*-*-*-*-*-*-

●配信停止は下記に空メールを送信して下さい。
del@mikotoba.org

●お申し込みも同様です。
reg@mikotoba.org