今日のみ言葉【No.2261】(2020年 5月 2日)「夜も昼のように輝く」

「やみはわたしをおおい、わたしを囲む光は夜となれ」とわたしが言っても、 あなたには、やみも暗くはなく、夜も昼のように輝きます。あなたには、やみも光も異なることはありません。
(詩篇139:11-12)

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学生時代、サークルの夏の合宿で肝試し大会をやりました。

先輩方が先にどこかで仕掛けの準備をし、下級生が二人組で闇夜の中を歩いておどかされることになっています。

二人並んで行ければいいのですが、どこかで先頭と後方に分かれた時が恐いのです。

前から何が来るかわからない…、後ろから不意に引っ張られるかもしれない…。

肝試しは何も見えないから恐怖を感じるのであって、先に何があるか見えていれば恐さを感じません。

神にあっては全てが知られているので、神様と二人連れなら何の恐れも感じないですむのです。

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聖書は

「あなたには、やみも暗くはなく、夜も昼のように輝きます」
(詩篇139:12)

と語ります。

たとえ闇のような世の中を私たちが歩いているとしても、神にあっては

「やみも暗くはなく、夜も昼のように輝きます」

というのです。

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ところで、この闇は他から襲ってきた闇ではなく、自分が招いた闇です。

11節に

「やみはわたしをおおい、わたしを囲む光は夜となれ」

と言ったとしても、とあるからです。

これを私流に訳せば、

「どうせダメなんだ。無理なんだ。ダメなもんなら早くダメにしてくれ。どうせ結果は見えているんだから、一時しのぎの気休めはやめにして、さっさと終わりにしてくれ」

となるでしょう。

そのように自ら否定的になり、破滅の方向に凝り固まっていたとしても、神にあっては

「あなたには、やみも暗くはなく、夜も昼のように輝きます」
(詩篇139:12)

となっています。

つまり、神の目から見ると、否定的考えしか頭に浮かばないあなたこそ輝いているというのです。

今、ここが、この私が、どんな状況であったとしても輝いている。

そのような目で見ておられる神と共に歩む時、私たちの夜は昼のように輝き、透き通った美しさで見えるのです。

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親の介護をすると見えてくるのは、ここまで愛がないかという自分です。

T姉は昔ながらの家のお嫁さんで、義両親と同居し、いよいよその介護の時がやってきました。

まじめなクリスチャンの彼女は、相手を人として尊重しようと考えて接すれば接するほど苦しくなりました。

忍耐のない、やさしさの欠けた自分を見せつけられることばかりだったのです。

真面目さゆえの自分裁きの日々。

自分の心の貧弱さから、「介護生活から解放して下さい」と祈る日々だったとT姉は後に語っています。

しかし、神様はこの夜のような場を昼のように輝く場としてくださいました。

義母は認知症となり、その頭脳から「鬼嫁」という記憶を全く消し去って下さり、お嫁さんであるT姉との関係が非常に良好となりました。

また、強かった義父が弱々しくなったことにより、父と関係が疎遠であった夫がやさしく接するようになり、そちらの実の親子関係が回復しました。

家族が正面から向き合う関係回復の特別レッスンを神様が与えてくださったのです。

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闇のような人生を歩いていると感じたとしても、神と共に歩む時、そこは昼のように輝きます。

神に手を引かれつつ、今日の一歩を踏み出して参りましょう。

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Posted by maruyama