今日のみ言葉【No.1854】(2018年10月 9日)「 自然の奇跡(4)」
安息日を覚えて、これを聖とせよ。
(出エジプト20:8)
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かつてこのようなジョークまがいのお話を御言葉メールで載せたことがあります。
まだJRが国鉄だった昔、東京に大雪が降りました。
お客:「中央線はフツー(不通)ですか?」
駅員:「ええ、フツー(普通)ですよ。」
お客:「やっぱりフツー(不通)か…」
電車は走っているのに、お客さんは失望落胆して帰ってしまったという話です。
実際は大丈夫なのに、初めからの思い込みによって、最悪の現実が起きているものとしてこの人は行動したのです。
舟の中の弟子たちもこれと同じでした。
実際は風と波を叱りつけて大なぎにする神の子が共にいるのに、彼ら自身の一方的思い込みによってもうダメだと慌てふためいていたのです。
電車が走っているのに、走っていないからどうしようという方向に突っ走ってしまわないためにも、私たちは自分の心を神に向ける必要があります。
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そのために、週に一度、人は労働を休止し、休むように命ぜられています。
「安息日を覚えて、これを聖とせよ」
(出エジプト20:8)
この日は自分たちが奴隷から解放されたことを覚え、そうして下さった神を礼拝する日です。
「あなたはかつてエジプトの地で奴隷であったが、あなたの神、主が強い手と、伸ばした腕とをもって、そこからあなたを導き出されたことを覚えなければならない。それゆえ、あなたの神、主は安息日を守ることを命じられるのである」
(申命記5:15)
人生は動きまわり、働くことで問題が解決することは多いのですが、知らずにその逆をやっていることもあります。
上りの電車に乗るのに、下りのホームめがけて急いでいることはないでしょうか?
人はどこかで立ち止まり、自分の位置を確認しなければならないのです。
安息日はそのためにあります。
自分がどこにいるのかを正確に知るためには、動かないものを基準として自分の場所を測定しなければなりません。
ですから神を仰ぐのです。
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2018年の日本は昔と比べてずいぶん休みを取ることが容易になりました。
それでも、週に一度の休みを確保して安息日を守るということには勇気がいります。
その一日を潰してしまって大丈夫か、という恐れが私たちに働くからです。
特に農家の方々のように、真っ向から自然を相手にしている人はなおさらです。
その時に「大自然を治めたもうイエスの力」を心にしっかりと覚えていなければ、やれるものではありません。
ですから、現実的にはまず私たちの信仰の秤に従って、
「ここまでやってみよう」
という信仰の実験を始めるのです。
そうすると、うまく行ったり行かなかったりを経験します。
その中で地道な一歩を進めていきます。
中には、潔く「日曜日は休みにする。何もしない」と宣言する方もいらっしゃるでしょう。
むしろその方が早道なのかもしれません。
双方ともに大事なことは、
「言われたからする」
ということではなく、
「自分で選択してする」
ということです。
神があなたを選び、あなたが自分の意志で神の御心を選び取る決断をし、実行に移すこと。
ここに信仰の生きた道を歩むクリスチャン生活があります。
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イエス様は大自然の主であると信じ、あなたの信仰の秤に従って前に進めるだけ進む今日として参りましょう。
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