今日のみ言葉【No.3323】(2024年 3月30日)「生活の処方箋(123)『与えられた今を感謝する』」

ユダの家の、のがれて残る者は再び下に根を張り、上に実を結ぶ。
(イザヤ37:31)

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人生、試練があったり、無味乾燥と感じることが多いのが現実です。

にもかかわらずチャレンジする時、次の『農夫と息子たち』のような体験をします。

ぶどう園を持つ農夫がいました。

年が寄り、死期が近づいてきたため、息子たちへ遺言を残しました。

「実は、ぶどう畑にたくさんの宝が隠してある。私が死んだらぶどう畑を掘り起こし、仲良く分けなさい」

父の死後、息子たちはさっそくぶどう畑を隅から隅まで掘り返しました。

しかし、必死で掘り返しますが、何も見つかりません。

息子たちはひどく失望しました。

ところが、秋になり、彼らは驚くべき光景を目にしました。

信じられないほどたくさんのぶどうが、たわわに実ったのです。

畑を掘り返すことで、再び土壌に生命力が宿ったからです。

今日も、与えられた『今』を、感謝の鍬(くわ)で掘り起こしていきたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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与えられた今を感謝して生きるという「鍬」で現実を掘り返していくと、

「ユダの家の、のがれて残る者は再び下に根を張り、上に実を結ぶ」
(イザヤ37:31)

という未来が約束されています。

土が耕され、根が張りやすい状況となり、そこから養分を吸い上げたぶどうの木は、上の枝に豊かな実を結ぶわけです。

しかし、「言うは易く行うは難し」です。

イザヤ37章のイスラエルの現実とは、大国アッスリヤの軍事的脅威にさらされ、降伏を勧告されているところだからです。

この現実をどうやって感謝すればいいのでしょう。

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この時代に活躍した預言者イザヤは、

「あなたの鼻に輪をつけ、あなたの口にくつわをはめて、あなたを、もと来た道へ引きもどす」
(イザヤ37:29)

という神の託宣をもたらしました。

「あなた」とはアッスリヤのことです。

神は敵を強制的に自分の国に帰らせる、という預言です。

それゆえに、

「ユダの家の、のがれて残る者は再び下に根を張り、上に実を結ぶ」
(イザヤ37:31)

という未来が待っているのだ、とイザヤは希望を与えました。

ただし、現実の回復は一挙には行かず、

「ことしは落ち穂から生えた物を食べ、二年目には、またその落ち穂から生えた物を食べ、三年目には種をまき、刈り入れ、ぶどう畑を作ってその実を食べる」
(イザヤ37:30)

とあるように、段階を追って、徐々に進みます。

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今を感謝するとは、神の言葉に信頼を置き、未来には必ず希望があるのだと信じて生きることです。

それは浮かれて生きることではなく、厳しい今の現実を耐え忍びつつ、わずかにしか見えないが確実に改善されていることを認めて生きることです。

しかし、必ず徐々に良くなっていき、それが積み重ねられ、年月をかけて神が先に述べていた未来へ到達するのです。

その時には、

「下に根を張り、上に実を結ぶ」
(イザヤ37:31)

という約束が、夢物語ではなく、当たり前の日常となり、ほとんど意識することもないほどになっています。

そのような未来は必ずやって来ます。

そのために、今、私たちがすべきことは、与えられた今を感謝して生きることです。

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感謝の鍬をあなたの生活のどこかで入れる今日として参りましょう。

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