今日のみ言葉【No.2937】(2022年10月31日)「生活の処方箋(4)『ありがとうの意味』」
わたしは、あなたがたがキリスト・イエスにあって与えられた神の恵みを思って、いつも神に感謝している。
(第1コリント1:4)
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日本語で最も美しい言葉は「ありがとう」。
「ありがたい」を漢字で書くと、「有難い」です。
万事うまくいくから「ありがたい」のではなく、難が有るにもかかわらず、その状況を感謝する、「ありがとう」と解釈することができます。
また、「ありがたい」は「有る」ことが「難しい」と読むこともできます。
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「ありがたい」の反対語は「当たり前」です。
与えられた人生を「当たり前」と受け止めてしまうと、感謝の気持ちは湧きません。
しかし、当たり前と思っていた状況から一部が欠けると、感謝の実体がわかります。
両手があるうちは当たり前で何の感動もありませんが、片手を失ってはじめて、両手があったときのありがたさを感じるように…。
何気なく使っている「ありがとう」の意味の奥深さを、今週も、しっかりと味わいたいものです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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使徒パウロは、問題山積のコリント教会へ送った手紙の冒頭で、
「わたしは、あなたがたがキリスト・イエスにあって与えられた神の恵みを思って、いつも神に感謝している」
(第1コリント1:4)
と書いています。
彼らに対する叱責や要求ではなく、問題の原因となっている人々に与えられている神の恵みを見ているのです。
この目で見る時に、
「いつも神に感謝している」
(第1コリント1:4)
という人生の態度となります。
想定外の問題で心沈む時、自分にも相手にも注がれている神の恵みに目を注ぐこと。
そこから「有り難さ」を知る感謝の人生が開けていきます。
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神の恵みに「ありがとう」と言える今日として参りましょう。
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