今日のみ言葉【No.3318】(2024年 3月25日)「生活の処方箋(122)『天の配剤』」

肉親の父は、しばらくの間、自分の考えに従って訓練を与えるが、たましいの父は、わたしたちの益のため、そのきよさにあずからせるために、そうされるのである。
(ヘブル12:10)

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小学生の兄弟が、手作りの小さな船を浮かべて池で遊んでいました。

弟の船が、手が届かないほど遠くへ行ったので、兄に助けを求めました。

賢明な兄は、一生懸命に小石を投げます。

弟はビックリして、

「船に当てちゃダメ!」

と懇願しましたが、兄は石を投げ続けました。

やがて弟もその意図がわかりました。

兄は石を船の向こう側に投げ、波を立て、その波で船を岸に近づかせようとしたのです。

船は弟の手元に戻ってきました。

人生も、しばしば、恐ろしいと思うような小石がまわりに飛んでくることがあります。

その意志を恐れ戸惑う者にとっては

「恐れの石」

となります。

一つひとつの嵐や波は、私たちが本来あるべき姿に戻るための天の配剤です。

また、そのように受けとめる人にとっては、どのような試錬も宝に変わるのです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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あなたの周りに容赦なく飛んでくる「小石」があるはずです。

それを避けるのに一生懸命で、

「当たらなくて良かった。当たったらどうしよう。どうして世の中は恐ろしいもので満ちているのだろう」

とビクビク震えていたら、それは神様の御心ではありません。

神は試錬を通して、

「あなたはキリストの命によって贖われたのだから、神の子です。神の子らしく歩むように訓練しましょう」

と言っているのだ、と受け取るのが、神が与えようとする正解です。

「あなたがたは、以前はやみであったが、今は主にあって光となっている。光の子らしく歩きなさい」
(エペソ5:8)

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神を信じ、キリストを救い主と受け入れ、洗礼を受けた後でも試錬は止みません。

その点で、神を信じる人と信じない人での違いはありません。

クリスチャンになったら試練から解放される…、のではないのです。

しかし、試練、問題、飛び込んでくる小石に対する見方が変わるので、それに対する感情が変わるのです。

今まで、嫌で嫌でしょうがなかったのが、

「神様から来ている石か…」

と受けとめただけで平安を取り戻せるようになります。

今まで一刻も早く逃げたかった気持ちが、

「取り組んでみようか。神様がくれた愛の贈り物だから」

という気持ちになり、前向きに対処したくなります。

これらの変化は、徐々に起こる人がいますし、ガラリと喜びに変わる人もいます。

また、一向に変化はなく、

「何十年もかかってようやく最近少し向きが変わってきたかな」

という人もいます。

個人差があるのです。

なかなか変わらないと自覚する人は、

「自分は大物だからそうなのだ」

と意識を変えましょう。

小さい船の向きはすぐ変わりますが、大きい船は向きを変え始めても、全体の動きがはっきりするまでに時間がかかるのと同じだということです。

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「試練は宝」とは到底思えないところからスタートしましょう。

しかし、神が私たちを試練に遭わせるのは、

「そのきよさにあずからせるため」
(ヘブル12:10)

なのだと心に刻み込み、試練という包装紙に包まれているという宝物に取り組む力を得て参りましょう。

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