今日のみ言葉【No.3319】(2024年 3月26日)「忠実な家令と不忠実な家令の話(2)」
そこで主が言われた、「主人が、召使たちの上に立てて、時に応じて定めの食事をそなえさせる忠実な思慮深い家令は、いったいだれであろう。
(ルカ12:42)
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昔の古本屋には
「高価買取」
と書かれた紙が貼ってあったものです。
これは
「あなたの古びた本でも高く買ってあげますよ」
という店主側から見た言い分です。
しかし、これとは全く正反対の、客側視点からのキャッチコピーを打ち出し、躍進したのがブックオフです。
それは皆さんご存知の
「お売りください」
です。
このアイディアを出したのはパートタイムで働いていた橋本真由美さんです。
彼女はパートのまま店長となり、後に正社員、さらに、創業者の坂本孝氏の後任として社長に就任しました。
橋本さんのようにその能力が認められ、リーダーとして抜擢されたのが今日の聖句の家令です。
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この聖書箇所での登場人物は召使(僕)と、その召使たちを管理する家令(管理人)です。
この家令は、かつて召使の一人として主人に仕えていましたが、その中でも優秀なのを主人に認められ、召使たちのリーダーとして任命された者です。
「主人が、召使たちの上に立てて」
(ルカ12:42)
とはこのことです。
彼に期待されている役割は、物や財産の管理ではなく、人間の管理です。
それが
「時に応じて定めの食事をそなえさせる」
(ルカ12:42)
ということです。
一体感のあるチームワークで主人に仕える。
この目標達成のために家令の職務が与えられているのです。
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さて、イエス様は2種類の家令を挙げています。
まず最初に、忠実な家令です。
これは今までの話(主人が婚宴から帰ってくる話、盗賊が来る話)の続きで、
「腰に帯をしめ、あかりをともしていなさい」
(ルカ12:35)
という命令を行っている人です。
当時の富裕な人は各地に財産を持っていたので、その管理と運営のため、長期の旅に出ることがしばしばありまた。
いつ帰ってくるかわかりませんが、必ず主人は帰ってきます。
留守中も仕事を怠らずにしていたら、その人はなんと幸いなことか、とイエス様は強調しておられます。
「主人が帰ってきたとき、そのようにつとめているのを見られる僕は、さいわいである」
(ルカ12:43)
これは山上の垂訓でイエス様が最初に
「こころの貧しい人たちは、さいわいである」
(マタイ5:3)
と、神の国の祝福を宣言されたのと同じ形式の感嘆文です。
主人はその家令に報酬を与える、と約束されてあるからです。
どんなご褒美があるのでしょうか?
以下、次回に続きます。
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主の再臨は必ずあると信じ、神の御手が見えない時でも、互いに愛し合う生活を忠実に続けて参りましょう。
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