今日のみ言葉【No.635】(2013年 8月29日)

それは主がアブサロムに災を下そうとして、アヒトペルの良い計りごとを破ることを定められたからである。
(サムエル記下17:14)

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アブサロムの反乱に加わったアヒトペルは大変賢い参謀でした。

疲労の極にいるであろうダビデを今たたけ、と彼は進言します。

この通りにしたら、ダビデは撃ち破られ、アブサロムの天下となったことでしょう。

しかし、アブサロムはホシャイの意見も聞いてみようと思い、彼に尋ねます。

ホシャイはダビデ側のスパイでした。

彼は、手負いの熊のようなダビデだから今戦うのは危険だと主張します。

何とアブサロムとイスラエルの人々はホシャイの意見を採用します。

聖書はこう語ります。

「それは主がアブサロムに災を下そうとして、アヒトペルの良い計りごとを破ることを定められたからである。」
(サムエル記下17:14)

このようなことがあるのです。

絶体絶命、圧倒的不利の中でも、神様は働かれます。

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どんなときも、希望を持って祈ることを忘れないようにしましょう。

実はこれら一連の奇跡的出来事の前に、ダビデの祈りがあったからです。

ダビデはエルサレムを逃れる時、オリブ山の坂を

「登る時に泣き、その頭をおおい、はだしで行った。」
(サムエル記下15:30)

とあります。本当に緊急で、取るものもとりあえず出てきた、ということです。

そして部下アヒトペルの寝返りの知らせを聞いた時、ダビデはすぐ、

「主よ、どうぞアヒトペルの計略を愚かなものにしてください」
(サムエル記下15:31)

と祈りました。彼の智将としての力を知っていたからです。

するとすぐ山頂でホシャイと出会い、彼にスパイ役を頼みます。

そのホシャイが用いられ、アヒトペルの計略が撃ち破られるのです。

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「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。」
(第1テサロニケ5:16-18)

望みがない時こそ祈るべきです。

神はあなたの祈りを尊く用い、祈りを通して働かれます。

祈りはすぐに、また、時間をかけて聞かれます。

御心が成ることを信じて絶えず祈ることを心がけましょう。

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苦しみの中の一言の祈りを神はきいてくださいます。

祈りを通して神は働かれることを覚える一日として参りましょう。