今日のみ言葉【No.3277】(2024年 2月 2日)「愚かな金持ちの譬え話(3)」

自分のために宝を積んで神に対して富まない者は、これと同じである」。
(ルカ12:21)

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昔、音楽を聴くと言えば、レコード盤に針を落として聞きました。

それがCDやMDに変わり、今は音楽を刻んだ「モノ」がなくなり、インターネットを通して聞く時代となりました。

やがてあなたのバッグの中にある、カード類、お財布さえもスマホに統一され、身軽になる時代が来ることでしょう。

「物」によって自分は支えられると信じていた時代から、その「物」自身が力を失うことを実体験する時代に私たちは突入したのです。

私たちはどう生きたら良いのでしょう。

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愚かな金持ちの譬え話の最後に、イエス様はこう述べられています。

「自分のために宝を積んで神に対して富まない者は、これと同じである」
(ルカ12:21)

ここでは、

(1)自分のために宝を積む

(2)神に対して富む

という2つの対照的生き方が提示されています。

神に対して富むことが大事なのです。

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自分のために宝を積んだこの金持ちの生き方が「愚かだ」と言われているのは、

「食え、飲め、楽しめ」
(ルカ12:19)

の部分ではありません。

このたとえ話の中で、神は彼が自分の財産を消費することに対して、何の叱責もしておられません。

神様が注目しておられるのは、

「あなたが用意した物は、だれのものになるのか」
(ルカ12:20)

という点です。

これに対して、まともに

「それは金持ちの息子さん、長男が相続するのでしょう」

と答えてはいけません。

ここは答えを要求しているのではなく、

「だれのものにもならない」

という点を強調しようとしているのです。

つまり、物で命は支えられないということです。

この金持ちは、「長年分の食糧」で「自分の魂」への備えができたと考えています。

神は、この考えは誤解であり、それ以外の考えに目が開かれないことが愚かだと言われているのです。

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神に会う備えをすることが、神に対して富むことです。

すでに私たちはキリストから富を得ています。

「あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っている。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、あなたがたが、彼の貧しさによって富む者になるためである」
(第2コリント8:9)

この富をこの世で生かして用いること。

そのようにして、神に会う備えを積み重ね、天に対して宝を積んで参りましょう。

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