今日のみ言葉【No.3278】(2024年 2月 3日)「生活の処方箋(108)『一つをなす』」

もしあなたがたが一心にわたしを尋ね求めるならば、わたしはあなたがたに会うと主は言われる。
(エレミヤ29:13-14)

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人の話を聞いていて、つい、

「あっ、それ知っている」

と応答してしまうことはありませんか。

この反応は、残念ながら、与えられた成長のチャンスをないがしろにしています。

「知っている」

「わかっている」

と答えてしまうと、

「その件についてはもう情報はいらない」

と脳が自然に反応し、脳の倉庫の扉を閉ざしてしまうからです。

逆に、よくわかっている人ほど、

「まだまだ十分ではない」

と、何度も、何百回でも同じことに挑戦します。

「知れば知るほど、わかっていない自分に気づく」

という真理をいつも思い起こし、わかったつもりになり、その結果、同じところを堂々巡りしている人生に別れを告げましょう。

そして、大切だと思う一つのことにこだわり続け、挑戦し続けていきたいものです。

なぜなら、一つができる人は、二つ三つと事をなすことができるからです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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わかっていない自分に気づかせるために、神様は時々、あなたの目の前に、

「どうしてあの人はいつもあんなことをするんだろう?」

という人や状況を作り出し、あなたにイライラ感を味わわせることがあります。

それは

「まだわかっていない自分」

だと気づかせるため、神様が送って下さった処方箋です。

私たちはその際、人や状況を変えようとしますが、すべてのことは神と出会うためのチャンスだと考え、

「神様、あなたは私に何を教えようとしておられるのですか?」

と祈り、神に求めることが秘訣です。

そうすれば、

「もしあなたがたが一心にわたしを尋ね求めるならば、わたしはあなたがたに会うと主は言われる」
(エレミヤ29:13-14)

との御言葉にあるように、神と出会い、イエス・キリストの福音に生かされる人生が始まります。

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あるカウンセラーが、甘えてくるクライエントに出会うと、どうしても厳しい言い方になったり、時には冷たく接する自分が出てくることに気づきました。

カウンセラーだからその原因はわかります。

自分も依存性が強く、その自分自身の姿がクライエントの中に鏡に映し出されたように見え、しかも、その自分を受け入れていないからだ、と理論で学んでいるからです。

たとえば、自分の夫婦問題が健全でなければ、こだわりが生じ、他人の夫婦問題を解決して差し上げることは困難です。

自分の問題から解放されなければ、いつまでもこの「こだわり」はあり続けます。

したがって、カウンセラーが自分の問題を解決していることが模範解答となります。

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ただし、人間はある部分の問題は解決でき、問題から解放されている状態にはなりますが、すべての点で完全無欠とは行きません。

先の夫婦関係にたとえれば、夫と妻の関係が常に100%のパーフェクト状態などはあり得ません。

お互い多少の不満はありながら、受け入れ合い、傷を癒やしあって共に成長し続けるのが現実です。

ですから、カウンセラーは自分のありのままを受容することに努めます。

自分のすべて、容貌も性格も自分の過去の歴史もすべて受け入れ、感謝を持って生きること。

さらに、単にとらわれないということ以上に、自分自身を燃えるようなエネルギーで感謝を持って受け入れることを目指します。

自分を受容することは自分を直すことではないので、見たくない、認めたくない、「できない自分」であり続けること。

その自分を「そのままでいい」と受け入れ、愛し続けること。

欠けだらけの自分に踏みとどまり続けることが鍵であり、これが大きな視点の転換となります。

クリスチャンの場合は、自分のあるがままをそっくりそのまま受け入れ、愛して下さるイエス・キリストと共に歩みながら、自分を受け入れていきます。

「イエス様が受け入れて下さったように自分自身を受け入れる」

これが毎日の目標となります。

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神を一心に尋ね求め、キリストの福音に生かされる今日として参りましょう。

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