今日のみ言葉【No.3231】(2023年11月25日)「生活の処方箋(93)『慰めの神』」

小林一茶の肖像(村松春甫画)- 一茶記念館(長野県信濃町)

神は、いかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり、また、わたしたち自身も、神に慰めていただくその慰めをもって、あらゆる患難の中にある人々を慰めることができるようにして下さるのである。
(第2コリント1:4)

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「やせ蛙負けるな一茶これにあり」

「やれ打つな蝿が手をする足をする」

17文字に秘められた世界は、作者自らの人生を彷彿(ほうふつ)とさせます。

小林一茶は、母を3歳で失い、15歳でふるさとから追い出されました。

苦労の末、弟・仙六との葛藤があり、52歳で結婚しましたが、4人の子はすべて亡くなり、妻とも死別、2度目の妻とは離婚、3度目の妻に女児が誕生したのは、すでに一茶が死去した後でした。

まさに『悲惨』の嵐の中を駆け抜けたような人生です。

誰の人生も、大小様々な試練や苦難に満ちていますが、そこを通り抜けた人だけが、心にしみるあたたかさをもって、先のような俳句を詠むことができるのでしょう。

後世に残るような句を詠むことはできなくても、一日の終わりには豊かな言葉を残して、あすの日を迎えたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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「神は、いかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり、また、わたしたち自身も、神に慰めていただくその慰めをもって、あらゆる患難の中にある人々を慰めることができるようにして下さるのである」
(第2コリント1:4)

試練や困難の連続の中を生きるのは、神がその中に置く慰めをいただき、その慰めを持って他者を慰めるためです。

患難はなくなりません。

しかし、その苦しみを和らげ、その中を通る意味を与え、患難の中を歩み続けさせる力を与えるのが「慰め」なのです。

苦労の果ての人生の中で、私たちは慰めの人となります。

その神の御手のわざを今日も味わって参りましょう。

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