今日のみ言葉【No.2291】(2020年 6月10日)「良いわざを始められたかた（1）」
そして、あなたがたのうちに良いわざを始められたかたが、キリスト・イエスの日までにそれを完成して下さるにちがいないと、確信している。
（ピリピ1:6）
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今日の聖句は、実は私の嫌いな聖句で、御言葉メール発行中、今まで一度も選んだことがありません。
なぜなら、この御言葉をもって祈り、あるいは祈っていただいても、完成には至らなかったという体験が一つや二つではなく、数多くあるからです。
なぜ御言葉の通りになると信じてもそうならないことがあるのでしょう？
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それは、御言葉を自分のために利用しようとするからです。
前向き肯定的なプラスの言葉を聖書の中から探しだし、自分の状況に当てはめ、聖書の言葉通りになるのだと信じたい気持ちはわかります。
しかしそれは、「うまく行きますように」「成功しますように」という人間の願望に合わせて、それを保証するような御言葉を選び、安易に唱えて、かなったような気になっているということです。
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今日の聖句の「良いわざ」とは、自分のために起きる良いことではなく、神の救いのことです。
「そういうわけだから、…、恐れおののいて自分の救の達成に努めなさい」
（ピリピ2:12）
キリストの福音を受け入れ、信じた人が加えられ、その神の救いのわざがキリストの再臨の日までに完成されること。
これが今日の聖句の言わんとしていることです。
必ずしもあなたの願うことが完成に導かれるという保証の御言葉ではないのです。
そこで、一旦あなたの願望と今日の聖句を切り離すことをお勧めします。
御言葉の解釈と適用を誤ると、私のように苦々しい思い出を作ることになるからです。
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さて、
「そんなことを言われたら、夢も希望も無くなってしまう。一体私は何のために神を信じているのか？」
と思う人もいらっしゃるでしょう。
神を信じても願いは一切棄却されるのだろうか？
その先のことに関しては、次回考えていきましょう。
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