今日のみ言葉【No.3181】(2023年 9月25日)「生活の処方箋(77)『大人のリスが残すもの』」

あなたの子供たちのうちで、わたしたちが父から受けた戒めどおりに、真理のうちを歩いている者があるのを見て、わたしは非常に喜んでいる。
(第2ヨハネ4)

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リスはクルミが大好きです。

リスの、クルミを遠くへ運んで蓄える習性によってクルミの木が繁殖することから、『クルミはリスとパートナー』とも言えます。

不思議なことに、クルミを割って食べることのできるリスと、そうできないグループがあることを、専門家チームが突き止めました。

その答えは、「割って食べる」という習慣のない所のリスは、割って食べることができる、ということを子に知らせることができないからです。

また逆に、大人のリスが割っているのを見て覚えたリスだけが、クルミの割り方を身につけるとのこと。

私たち、大人の振る舞いによって、子供たちのやがての将来が築かれていくことを、この豊かな自然を通しても学びます。

自分一人の問題ではなく、子供たちの将来、ひいては、日本の将来につながっていることを覚え、今週も自身の振る舞いを心していきましょう。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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ヨハネの第二の手紙には、

「あなたの子供たちのうちで、わたしたちが父から受けた戒めどおりに、真理のうちを歩いている者があるのを見て、わたしは非常に喜んでいる」
(第2ヨハネ4)

とあります。

父なる神の御言葉の通りに生きている者がいることをヨハネは喜び、それと同じく、天の父なる神は喜ばれます。

ところで、この手紙は教会を攪乱する偽教師対策のために書かれた手紙です。

「真理のうちを歩いている者」とは逆に、誤った教えの方に走った人たちがいたのです。

その人たちは、自分の方こそ正しいと信じて、元の教会の人たちを批判し、自分が「正しい」と信じる方向へクリスチャンたちを引っ張っていこうとします。

教会の分裂とはこのように、善意のある、真理を求めようとする、情熱的な人によって引き起こされるとはなんとも皮肉なことであり、サタンが教会を破壊しようとする策略は極めて巧妙です。

それに対するヨハネの答えは、互に愛し合いなさい、というイエス様の言葉です。

「わたしは、新しいいましめをあなたがたに与える、互に愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。互に愛し合うならば、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての者が認めるであろう」
(ヨハネ13:34-35)

私たちが神を愛していると言うなら、その証拠は兄弟たちを愛することにあります。

批判や論争で物事を動かそうとしても、それは断絶を深めるだけです。

神が与えている道は、イエス様からの新しい戒めである「互に愛し合いなさい」です。

ここに断絶を繕い、喪失した関係を回復させる道があります。

私たちが「大人のリス」とするなら、「クルミを割る」ということは、「互に愛し合う」ことです。

この愛の良き香りを人は嗅ぎつけ、その芳しさの中に身を浸そうとし、愛が醸し出す雰囲気を味わい、実体としての愛を身に受け、その愛が子々孫々へと伝わっていくのです。

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お互いを愛し合う今日として参りましょう。

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