今日のみ言葉【No.3177】(2023年 9月19日)「汚れた霊の帰宅の話(3)」

そこでまた出て行って、自分以上に悪い他の七つの霊を引き連れてきて中にはいり、そこに住み込む。そうすると、その人の後の状態は初めよりももっと悪くなるのである」。
(ルカ11:26)

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この話の当時の意味はわかりました。

では、現代に生きる私たちへの適用となるとどうなるのでしょう?

そのためには、2000年前のユダヤ人と2000年後に生きる日本人との間の共通点を見出さなければなりません。

同じ部分があれば、イエス様がユダヤ人に語ったメッセージが、同じく今の私たちにも語られていると言えるからです。

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この話から、「神を信じないと祟りが起きる」式の「脅し」を感じ取ってはいけません。

それは誤った受け取り方です。

聖書全体で圧倒的に神は愛であることが示されているのに、神はあなたを脅して強制的に動かそうとするでしょうか?

人を脅して自分の思う方向に動かそうとコントロールするのは愛ではありません。

それは「愛情」という皮を被った「支配」です。

ですから、

「イエス様を心に迎えないと、悪い霊に取り憑かれるぞ」

とか、

「教会に来るのをやめると不幸になりますよ」

という適用をしてはいけません。

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では、共通点を踏まえた正しい解釈と適用とはどうなるのでしょう。

私たちは自分の力で霊的中立を守れるものではないのだ、というところが共通点です。

そのことを知り、聖霊を家の主人として迎え入れ、「強い人」であるサタンを寄せ付けない、ということが現代に生きる私たちへのメッセージとして適用されます。

サタンは「強い人」と表現されているくらい霊的に強い存在です。

しかし、「もっと強い者」であるイエス・キリストがサタンを縛り上げるので、その御方を自分の内に主人として迎え入れれば、もう大丈夫です。

常に聖霊を歓迎し、聖霊の導きに従って行動していこうとすること。

これがサタンを寄せ付けない秘訣であり、肝心なところです。

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そのように意識して生活する者には、いつしか「霊的センス」が養われていきます。

聖霊の新鮮な空気を吸っている者は、くさい悪霊の臭いには敏感に反応します。

「あ、これは違う」

と、事前に危機をキャッチし、自分の内側に入る前に止めることができるのです。

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今日も聖霊を心の内に迎え入れ、喜んで歓迎し、常に霊の新鮮な空気を吸う一日として参りましょう。

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