今日のみ言葉【No.3161】(2023年 8月26日)「生活の処方箋(71)『果敢な挑戦』」

わたしの兄弟たちよ。あなたがたが、いろいろな試錬に会った場合、それをむしろ非常に喜ばしいことと思いなさい。
(ヤコブ1:2)

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1961年、当時の松下電器(現・パナソニック)は大きな宿題に直面しました。

当時トヨタ・パブリカに付けていたカーラジオの、即日5%、向こう半年間で25%、合計30%の値引きを要求されたからです。

1%のコストダウンでもむずかしいというのに……。

この背景には、貿易自由化について日米政府のやり取りがあり、アメリカの圧力に抗することができなかったことがあります。

外資が日本市場に上陸すれば、あっという間に日本の自動車産業の息の根が止められてしまうからです。

しかし、このことに対し、果敢に挑戦し、30%の値引きに成功したばかりでなく、10%の利益まで得ることができたのです。

それまでは3%の利益でしたのに……。

人生も、同様のことが時として起こるものです。

このような歴史的な事実に勇気を得て、果敢な挑戦をなしていきたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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ヤコブは、迫害のために離散せざるを得なかったクリスチャンたちに対して、

「わたしの兄弟たちよ。あなたがたが、いろいろな試錬に会った場合、それをむしろ非常に喜ばしいことと思いなさい」
(ヤコブ1:2)

と、試練は喜んで受けよ、と言っています。

これは先の松下電器の例のように、やればできるということなのでしょうか。

ヤコブはその後に、

「信仰がためされることによって、忍耐が生み出されるからである」
(ヤコブ1:3)

と言っています。

試練からは誰も逃げることはできません。

一度トンネルに入ったら出口までその中を通り抜けなければなりません。

その時間の中で忍耐が養われるのです。

そこまでして一体なぜ神は試練を通させ、忍耐を学ばせるのでしょうか?

ヤコブの答えはこうです。

「だから、なんら欠点のない、完全な、でき上がった人となるように、その忍耐力を十分に働かせるがよい」
(ヤコブ1:4)

完全な者へと成長させることが、私たちに神が試練を与える理由だというわけです。

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最近、全人類が味わった試練は、コロナウィルスの流行です。

「コロナ禍」という表現ですと、「災難だった」と強く感じられますが、「良い方に変わった」と思える面もあります。

たとえば、会社への出勤が減らされてリモートワークとなり、家で過ごすので家族と共にいる時間が増えたという例です。

ところが、家であまり動かないので体重が増えるというマイナス面が出ます。

人と会わないので話ができず、ストレスがたまるということもそうです。

しかし、運動の必要性に目覚め、ジムに行ったりウォーキングを始めて、逆に健康的になったという人もおられますし、人と会う機会が減ったので、嫌な人間関係が消え去って、かえってストレスが減ったというケースもあります。

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神はすべての人に試練を通して成長の機会を与える御方です。

そして、試練を通して命の限りを教え、自分の救いの必要性に目を向けさせる愛の御方でもあります。

神の存在に目を向け、救いを確かなものとして受け取る今日として参りましょう。

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