今日のみ言葉【No.580】(2013年 6月 5日)

そのころイスラエルには王がなかった。
(士師記18:1)

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「無理が通れば道理が引っ込む」という諺があります。江戸いろはかるたの一つだそうです。

その意味は、「道理に反することがまかり通る世の中なら、道理にかなった正義は行われなくなる」ということです。

いくら道理にかなった正しいことを主張しても聞き入れられず、かえって身の危険を招くようなら、引っ込んでいる方が安全ということになり、世の中はますます悪くなっていきます。

士師記の時代は典型的な「無理が通れば道理が引っ込む」時代でした。

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その最たる原因は、

「そのころイスラエルには王がなかった。」

という今日の聖句が示す通りです。

これは王制という政治体制が理想ということではありません。

神という絶対的基準を持ち、民は神を王とし、その王に従うという生活スタイルがあるべき姿なのです。

その一日々々の小さな積み重ねが、やがて大きな決断をする時の支えとなっていきます。

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第二次世界大戦中、6000人を越すユダヤ人難民にビザを発行し、ナチス・ドイツの迫害から救った杉原千畝(すぎはら ちうね)氏。

しかしそれは外務省からの訓令に反することでした。

ハリスト正教会のクリスチャンとして洗礼を受けていた杉原外交官は、国の命令に従うか神に従うか、ギリギリの選択を迫られる状況でした。

その中で彼はビザの発給をする決断をし、戦後、日本人でただひとり、イスラエル政府より「諸国民の中の正義の人賞」を贈られたほどの高い評価がなされています。

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小さなことにも神に従う生活が、やがて大きなことで神に従う生活に結びつきます。

やがて出会う人生ギリギリの選択の時に備え、神の言葉に従う生活を続けて参りましょう。

士師記,御言葉

Posted by maruyama