今日のみ言葉【No.3128】(2023年 7月12日)「ベテルでの神との出会い（3）」

わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう」。
（創世記28:15）

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旅行に行く前が一番楽しいという人がおられますが、それはあの名所に行く、どこそこのホテルに泊まる等のスケジュールが確定している場合であって、行った先どうなるか未定の場合は不安が先立ちます。

日本には「寸志」とか「餞別」と書いてお金を贈る慣習がありますが、それが不安をかなり軽減してくれます。

経済的援助の面があることはもちろんですが、それ以上に、自分の行程を応援する気持ちのある人が背後にいるという精神的側面での力を感じるのです。

ヤコブは神からこの力を受けました。

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ベテルで見た夢の中で、ヤコブは神からのメッセージを受けます。

「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である」
（創世記28:13）

これは先祖の神が自分にも現れたということです。

「あなたが伏している地を、あなたと子孫とに与えよう。あなたの子孫は地のちりのように多くなって、西、東、北、南にひろがり、地の諸族はあなたと子孫とによって祝福をうけるであろう」
（創世記28:13-14）

アブラハム契約の内容の再確認です。

この契約がヤコブ自身にも受け継がれるということです。

そして、最後に、

「わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう」
（創世記28:15）

と、神はヤコブと個人的関係を結ぶことを明確に約束なさいました。

ヤコブは、まったく将来に希望が持てず、一体行く先はどうなって行くのか暗い予想しか立てることのできない、ひとりぼっちの時に、アブラハムやイサクが受けてきたのと同じ祝福を受け、さらに、カナンの地に帰還することが出来るという保証を得たのです。

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私たちの人生もヤコブと同じような時があります。

イエス・キリストを信じ、洗礼を受けていたとしても、同じようにお先真っ暗で足元も怪しい時の連続を生きるのです。

しかし、神はその先の光を与えて下さっています。

それは、神を信じていたら人生すべてがうまく行く、ということではありません。

まず、生きることの厳しさや空しさを味わわされながら、そこにイエス・キリストが共におられるという保証です。

そして、必ず天のふるさとへ帰還することが出来るという保証です。

ヤコブの波瀾万丈、奇想天外な人生物語は始まったばかりです。

しかし、その初めに神の祝福の保証があったことを忘れずにいたいものです。

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あなたと個人的関係を結ばれる神がおられることを心に留めましょう。

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