今日のみ言葉【No.851】(2014年 6月18日)
まことに、あなたは彼をとこしえに恵まれた者とし、み前に喜びをもって楽しませられる。
(詩篇21:6)
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サッカーW杯ブラジル大会の開幕戦という重要な舞台で、日本人の西村主審の判定は誤審だったのではないかと世界中のサッカーファンが議論しています。
特にPKで失点したクロアチア側では激しい批判の意見が聞かれます。
しかし逆にその判定で得点したブラジル側は「明らかに反則だった」と言います。
様々な意見が飛び交う中、私が一番納得できたのは元日本代表監督のオシム氏の言葉です。
彼はこう言います。
「ミスはサッカーの構成部分だ。」
「選手であれ、審判であれ、誰かがミスをすることに、どのように備えるか、どのように反応するか、相手のミスをどのように利用するかによって試合の流れが変わる。」
オシム氏は、サッカーで起こるラッキーな面も不条理な出来事も、全て受け入れよと主張しているのです。
むしろ、「ミスはサッカーに欠かせない部分だ」と言っているように聞こえます。
ですからオシム氏だけが、
「クロアチアは1―0でリードした時点で、もっと有効なプレーをすべきだった。あの状況を生かすことができなかったのは、クロアチアの側に責任がある。」
と言い切っています。
代表監督中に不慮の脳梗塞で倒れ、無念の退任を余儀なくされたオシム氏でしたが、このように考える人ですので、病気即引退、となるのではなく、今でも目を爛々と光らせ、鋭い意見を投ずる存在として一目置かれています。
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全てを神からの祝福として受け止め、
「まことに、あなたは彼をとこしえに恵まれた者とし、み前に喜びをもって楽しませられる。」
(詩篇21:6)
という生き方をするためのポイントは何でしょうか?
それは
「王は主に信頼するゆえ、いと高き者のいつくしみをこうむって、動かされることはない。」
(詩篇21:7)
の「信頼するゆえ」という言葉にあります。
信頼とはおまかせすることです。
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おまかせするとは相当の覚悟が必要だとは思いませんか?
「シェフのおまかせ料理」
というメニューがあるレストランに行ったとします。
高めの値段設定ですが、
「きっと美味しい物を食べさせてくれるのだろう」
と信頼して注文します。
ただ、どんな料理が出てくるのかわからないのです。
もしかしたら
「シェフのやりたい放題料理」
「シェフのボッタクリ料理」
が真実の姿なのかもしれません。
そういう可能性はあると知りつつも、
「ここのシェフなら悪いものは出さない」
と信頼して注文するのが「おまかせ料理」です。
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時に、「神様、これが祝福ですか?」と思うようなことも降ってくるでしょう。
しかし、「おまかせする」とはそういうことです。
たとえば、薬局で
「消化を助ける胃の薬で一番良いのを下さい」
と注文すれば、必ず苦い方の薬を勧められます。
成分は全く同じでも、苦いほうが高いという不思議な価格設定を目にします。
薬剤師さんの説明によると、苦みの成分が舌の味覚神経を刺激して唾液や胃の分泌が活発になり、薬の効き目が出ると言います。
ですから、オブラートに包んでしまうと効果が落ちるのです。
あえてオブラートに包まず、「ギャア!」という苦味を与える。
おまかせするとこういうことが起きてきます。
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神様のおまかせ料理は、信頼というオーダーであなたのもとに届けられます。
苦いでしょう。
しかしそれが次に出される料理のための最高の準備であることを心にとどめておきましょう。
今日も「とこしえに恵まれた者とし、み前に喜びをもって楽しませられる」一日となりますように…。
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