今日のみ言葉【No.564】(2013年 5月10日)
これは主を知らず、また主がイスラエルのために行われたわざをも知らなかった。
(士師記2:10)
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「他山の石」(たざんのいし)という言葉があります。
他人の誤った言行を自分の修養の助けとすることです。
「他社の不祥事を他山の石として会計の透明化をはかる」
というように使います。
よそ様の失敗を自分と関係づけることで益としようという積極的態度です。
似たような言葉で「他人事」(ひとごと)という言葉がありますが、これは、他山の石とは全く反対で、
「まるで他人事のような顔をしている」
等の使い方をします。
よそ様の出来事と自分とは関係があるはずなのに、全く無関係とする態度のことを言います。
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今日の聖句では、イスラエルは
「主がイスラエルのために行われたわざをも知らなかった」
とありますが、本当にそうだったのでしょうか?
ヨシュア以後のイスラエルの民は、神のことを知識としては知っていました。
しかし、自分と関係づけてはいなかったということを今日の聖句は表現しています。
モーセやヨシュアを通してなされた神の業が全くの他人事だったのです。
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聖書を自分への個人的な語りかけとして聞くかどうか、それが人生の分かれ道です。
聖書が昔話の集まりという「他人事」なのか、あるいは、聖書の登場人物を「他山の石」として自分の生活と関連させるか、で、主なる神を知っているか知らないか、が決まるのです。
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目の前で神が聖書を通してこの私に語りかけていて下さる…。
そのような真剣な思いで御言葉にふれて参りましょう。
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