今日のみ言葉【No.433】(2012年10月25日)
この石は、より頼んでいるあなたがたには尊いものである
（第1ペテロ2:7）
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ギデオン協会は無料で聖書を頒布するキリスト教の団体です。
宿泊先のホテルの引き出しに聖書があったり、校門の前で聖書を配っている姿を目にしたことがあるのではないでしょうか。
昔は聖書をもらった人は大事に家に持って帰りましたが、現代のように物があり余る時代、多くの生徒たちはすぐゴミ箱に捨ててしまいます。
「もったいないので…」と、学校の先生が段ボール箱に回収し、ギデオンの方々に返却することも珍しくないそうです。
しかし、毎年、
「ギデオン協会からもらった聖書を読み、それがきっかけで私は神を信じました。」
という方々が出ているのです。
多くの人が捨てる聖書が、その人にとっては永遠の命に至る書物となったのです。
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今日の聖句の、「この石」とは、
「人には捨てられたが、神にとっては選ばれた尊い生ける石」
（4節）
であるイエス・キリストです。
人々に捨てられたギデオン配布の聖書のように、イエス・キリストも当時の人々から捨てられ、弟子たちからも見捨てられ、十字架につけられ、重罪人の一人として処刑されました。
しかし、この石に
「より頼む者は、決して、失望に終ることがない」
（6節）
とあるように、キリストを信じる者は罪赦されて天国に入る希望が与えられています。
そして、死後の希望としてだけではなく、現在を生きる私たちの人生の土台としてキリストを据える時、決して失望に終わらない人生を歩むことが出来るのです。
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私たちの人生は失望の繰り返しかもしれません。
あなたは今その失望の真っ只中にいるのかもしれません。
濃い霧が目の前を塞いでいる状況では何も見えませんが、
「霧は必ず跡形もなく晴れ、消え去ってしまう」
ということが分かっています。
ですから、この見えない状況の先に光がある、という希望を持つことが出来るのです。
キリストにあるならば失望の先に希望があることを信じられる、とはこのことです。
目の前に横たわる現実に目を奪われるのではなく、人々から捨てられた隅のかしら石に土台を置き、目標を置き、歩んでいく時、私たちは光の中を歩んでいることに気づくのです。
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聖書の御言葉と共に、今日も歩んで参りましょう。