今日のみ言葉【No.2253】(2020年 4月22日)「忍耐を支える希望」

それだから、心の腰に帯を締め、身を慎み、イエス・キリストの現れる時に与えられる恵みを、いささかも疑わずに待ち望んでいなさい。
(第1ペテロ1:13)

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すでに「コロナ後」の世界を見据えている人たちがいます。

たとえば、テレワークで在宅勤務をした人全員がコロナ収束後に元の業務形態に戻るとは考えられません。

すると、そこに今までになかったニードが生まれているはずです。

また、遠隔授業が成り立ち、子供たちを学校に集めるだけが唯一の教育の方法ではないとわかれば、別の教育形態が生まれてきます。

そこにビジネスチャンスがあると、虎視眈々と狙っている人たちがいるのです。

イエス様が

「この世の子らはその時代に対しては、光の子らよりも利口である」
(ルカ16:8)

と言われたとおりです。

未来を見越して生きる生き方は、本来はクリスチャンが本家本元です。

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ペテロの第1の手紙は、迫害に遭い、苦難の中にいるクリスチャンたちを励ますために書かれた手紙です。

現在の私たちもコロナという急な試練に見舞われ、初代教会の人たちと同じく苦難の中を通されています。

その時の生き方として、ペテロはまず

「心の腰に帯を締め、身を慎み」
(第1ペテロ1:13)

というようにしなさいと命じています。

経済に例えれば、財政が赤字なので繁栄志向ではなく倹約の方に舵を切れ、ということです。

倹約をするには、今まで普通だと思っていた生活が「ぜいたく」だったと考えを変えなければなりませんから、不便さを感じる生活になります。

ここはしばらく耐えなければならないところです。

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忍耐を支えるのは希望です。

ペテロは続いて

「イエス・キリストの現れる時に与えられる恵みを、いささかも疑わずに待ち望んでいなさい」
(第1ペテロ1:13)

と言い残しています。

試練や問題には定められた期間があります。

神は無意味に苦難を与えられるのではありません。

試練には目的と計画があるのです。

つまり、どんな問題も永遠には続かず、必ず終わりがあるということです。

クリスチャンは今の問題が解決された未来があると信じ、そこを見つめて現在を生きるのです。

究極の希望は「イエス・キリストの現れる時」というキリストの再臨の時です。

その希望という灯りを手にし、現在の闇を追い払うことができるとは何という恵みでしょうか。

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明日を生きるために今日を耐える。

それを支える希望をキリストに置いて、今日も一歩ずつ歩んで参りましょう。

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