今日のみ言葉【No.559】(2013年 5月 1日)

主がイスラエルの家に約束されたすべての良いことは、一つとしてたがわず、みな実現した。
(ヨシュア記21:45)

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「さて、信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。」
(ヘブル11:1)

神の約束が既に成就したかのように生きること。

これが信仰を持って生きるということです。

今日の聖句に関して、榎本保郎牧師の『旧約聖書一日一章』からの抜粋を以下に記します。

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神からカナンの地を嗣業として与えるとの約束を受けたイスラエルの民は、その約束を信じてエジプトを脱出し、四十年の荒野放浪の末、約束の地に定着するに及んで、その過去のいっさいをふりかえり見て、

「主がイスラエルの家に約束されたすべての良いことは、一つとしてたがわず、みな実現した」

と証ししている。

なんと力強い証しであることよ。

この証しの背景には数多くの思い出が彼らの心中を去来したことであろう。

時にはその約束がほごになってしまったのではなかろうかと思うこともあったにちがいない。

また待てども待てども、その実現を見ることがなかったこともあったにちがいない。

恐れ、あせり、不安、絶望…。

神の約束を信じるがゆえに、彼らはこうした暗い谷間を過ぎねばならぬことも多かったことであろう。

だが、彼らの信仰は弱らなかった。

彼らは挫折しなかった。

望み得ない時になお望みつつ生きたアブラハムにならって生きた。

進んでいった。

そして今、過ぎこし方を顧みたとき、すべての良いことは、一つとしてたがわず、みな実現した事実に、彼らは驚き、感謝し、あらためて神を賛美したのである。

生ける神を彼らは見たのである。

その驚くべき栄光に生かされたのである。

願わくはわれらも、その臨終においてこの証しをしたいものである。

感謝すべきは私たちはそこへと召されているということである。

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今日の一歩は最善へ向かう一歩であることを確信し、たゆまず歩み続けて参りましょう。