今日のみ言葉(2011年8月2日)【No.135】
「夜はふけ、日が近づいている。それだから、わたしたちは、やみのわざを捨てて、光の
武具を着けようではないか。」
(ローマ13:12)
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今の時代は、「夜はふけ、日が近づいている」時です。
漆黒の闇は過ぎ、薄紙をはがすように明るさが増し、周りの情景が水の底を見ているよう
に見えてきています。
夜明け前です。
しかし、実は夜明け前が一日の内で一番温度が低いのです。
太陽が昇る直前が最も寒い時です。
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寒い時に服を脱いで着替える事は大変ですが、闇の生活から光の生活へと変わっていくの
ですから、準備しなければなりません。
最も寒い時に、なおも古い服を着込もうとするのか、脱ぎ捨てて新しい服を着ようとする
のか、人生の分かれ目です。
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「銭形平次」の作者として、また、「あらえびす」というペンネームでクラッシック音楽
の世界で知られる野村胡堂はクリスチャンです。
そう言われると、銭形平次にはキリスト教的雰囲気があります。
他の時代劇のようなバッサバッサと敵を切り倒す殺陣シーンがありません。銭を投げて悪
者の刀を落とすだけで命は助けます。
野村胡堂は聖書に基づいた新しい生き方をした人でした。それは、天に宝を蓄える、とい
う生き方です。
戦後間もなく、ソニーが経営難に陥った時、創業者の井深大氏へ資金提供しました。当時
の日経新聞に「銭形平次の銭がソニーを救う」という見出しで載ったそうです。
その後ソニーは世界的に躍進し、出資金が1億円の価値になった時、井深氏は野村胡堂さ
んに返還しようとしましたが、彼は受け取りませんでした。
ご家族と共に考え、野村学芸財団という返還しなくても良い奨学金制度を創設したのです。
この財団により、多くの人がその恩恵に預かりました。
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時をしっかりと見つめ、新たな光の武具を身にまとって参りましょう。
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