今日のみ言葉【No.3245】(2023年12月12日)「人を恐れるな（3）」

五羽のすずめは二アサリオンで売られているではないか。しかも、その一羽も神のみまえで忘れられてはいない。
（ルカ12:6）

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タワーレコードの店内には「推し活（おしかつ）グッズ」のコーナーがあります。

アイドルグループのファンが自分の好きなメンバーを「推し」と呼んだことから「推し活」という言葉が生まれました。

その「推し」を応援するための品々が「推し活グッズ」です。

あえてキリスト教に当てはめてみると、クリスチャンは「ファン」や「オタク」に当たり、「推し」は当然イエス・キリストです。

今日の聖句は「推し活」、つまり神の国を広める伝道活動をしている人向けへの神の励ましと保証の言葉です。

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この一連の文脈では、

「伝道をする時に人を恐れてはならない」

ということが語られています。

かと言って、一軒々々、家を訪問してチラシをまいたり、異端の宗教のように壺を売って人を誘い込むことが伝道というわけではありません。

イエス・キリストを信じていることを恥じないで、堂々と生きていること。

「死ぬのは恐いけど、今はそんなに恐れていない。永遠の命が与えられていると信じているから」

と話せる間柄の人に、お茶を飲みながら自分の体験を分かち合うこと。

このようなことを通して神の国は広まっていくのです。

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その「伝道」という流れの中で今日の聖句があります。

イエス様は、

「五羽のすずめは二アサリオンで売られているではないか。しかも、その一羽も神のみまえで忘れられてはいない」
（ルカ12:6）

と言われました。

1アサリオンは現代の感覚で言うなら100円程度ですから少額のお金です。

5羽で200〜300円程度ですから、すずめ1羽の値段は50円程度の安いものです。

しかし、それよりも値段は低く、タダ同然だったことがマタイによる福音書と照らし合わせるとわかります。

「二羽のすずめは一アサリオンで売られているではないか。しかもあなたがたの父の許しがなければ、その一羽も地に落ちることはない」
（マタイ10:29）

2羽で1アサリオンなら、2アサリオン出せば倍の4羽が買えるはずです。

しかし、ルカでは2アサリオンで5羽と、1羽余計に買えます。

つまり、

「その一羽も神のみまえで忘れられてはいない」
（ルカ12:6）

という最後の5羽目の雀は、0円のおまけだということです。

全く無価値の雀さえ

「その一羽も神のみまえで忘れられてはいない」
（ルカ12:6）

とイエス様は断言されています。

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神様は以下の御言葉のように養って下さる御方です。

「空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる」
（マタイ6:26）

その一羽の鳥よりも、

「あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか」
（マタイ6:26）

とおっしゃっています。

すずめをお忘れにならないのなら、すずめよりはるかにまさって優れた存在として造られた人間は、忘れられることなどあり得ない、というのがイエス様が語られた意味なのです。

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神はあなたを忘れてはおられません。

神の愛のただ中を歩む者として、今日も命と力を得て進んで参りましょう。

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