今日のみ言葉【No.3091】(2023年 5月30日)「神を愛するとは(1)」

一同が旅を続けているうちに、イエスがある村へはいられた。するとマルタという名の女がイエスを家に迎え入れた。
(ルカ10:38)

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どうしたら永遠の命が得られるのかという律法学者の問いに、イエス様は彼自身に問いかけ、2つの答を導き出されました。

神を愛することと、隣り人を愛することです。

イエス様は、隣人愛については善きサマリヤ人のたとえ話で説明されましたが、神を愛することについてはどうでしょうか?

ルカによる福音書を書いた医者ルカは、次のマルタとマリヤの話で「神を愛するとはどういうことか」という答を提示しています。

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まず、この箇所の理解を助けるための準備をしましょう。

マルタとマリヤの話は単独の微笑ましいエピソードというものではなく、ルカがあえてこの場所に入れて編集した作りになっています。

ですから私たちは、この話が律法学者に対する答の続きであることを念頭に置いて読まなければなりません。

「するとそこへ、ある律法学者が現れ、イエスを試みようとして言った、『先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか』」
(ルカ 10:25)

イエス様は弟子たちを二人組にして伝道に遣わすに当たり、

「どの町、どの村にはいっても、その中でだれがふさわしい人か、たずね出して、立ち去るまではその人のところにとどまっておれ」
(マタイ10:11)

と言われました。

イエス様ご自身もその言葉通り、ベタニヤ村で協力してくれるファミリーを見出し、そこを伝道の拠点としたのだと考えられます。

「一同が旅を続けているうちに、イエスがある村へはいられた。するとマルタという名の女がイエスを家に迎え入れた」
(ルカ10:38)

それが、マルタとマリヤの姉妹とその兄弟ラザロの家でした。

イエス様はこのファミリーと大変親しかったようです。

親しさがあったからでしょうか、姉のマルタはイエス様に思わず自分の本音をぶつけた出来事が起きます。

しかし、トラブルと思えるような突発的出来事を通して、神への愛とはどういうことかをイエス様は導き出されました。

以下、次回に続きます。

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神様はトラブルをもお用いになり、それを恵みに変えて私たちに与えて下さいます。

突発的出来事の先に恵みが待っていることを覚え、恐れずに進む力を得て参りましょう。

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